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ねこの命に関わる泌尿器の病気のひとつ「尿道閉塞(にょうどうへいそく)」。ねこのトイレのようすからわかる、病気のサインとは?トレッタの獣医師が解説します。
膀胱にたまっている尿を体の外に出すまでの通り道である「尿道」が、何らかの理由で詰まってしまった状態を「尿道閉塞」といいます。尿道の構造上、雄ねこは尿道閉塞を起こしやすく、寒くなってトイレを我慢してしまいがちになる冬に発症しやすいといわれています。
尿はからだの中で常に作られ続け、尿道を通って体の外に排出されます。尿道が詰まっていると、尿がからだの外に出られず、膀胱に尿がたまります。尿道閉塞が続くと、尿がたまってパンパンになってしまった膀胱がやがて腎臓を圧迫し、深刻なダメージを与え、急性腎障害や尿毒症を引き起こしてしまいます。さらに、パンパンになった膀胱が破裂してしまうこともあります。
最も多い原因は、膀胱に石(膀胱結石)ができる尿石症(尿路結石)や、膀胱内の不純物(結晶や炎症産物)が尿道に詰まってしまうことです。他にも、腫瘍など尿道の外からの圧迫による閉塞や、外傷・神経障害による筋肉の緊張からくる排尿障害でも尿道閉塞を起こすことがあります。いずれの原因も自然に治ることはほとんどないので、次に説明する「尿道閉塞のサイン」が見られた場合は、すぐに動物病院へ行きましょう。
トイレの周りをウロウロ・・・ねこちゃんから何かのメッセージかも?
以下の症状が見られたら、尿道閉塞のサインの可能性があります。
・おしっこのポーズをしているのにおしっこが出ない
・トイレ周りまたは排尿中に鳴く
・トイレに入ったり出たり落ち着かない
・血尿がでる
・陰部(股の間)をしきりに舐める
特に、「おしっこのポーズをしているのにおしっこが出ていない」症状と、その他のサインが1つ以上当てはまる場合は要注意。ねこは24時間程度ならばおしっこを出さなくても問題ないとされていますが、それ以上出ない状態が続くと膀胱がパンパンになってきます。おしっこが出ない状態が続く、もしくは頑張っておしっこを出そうとしているのにおしっこが出ないようすが確認されたら、すぐに動物病院にいきましょう。トイレでおしっこのポーズをとっているか、その際におしっこが出ていないかは、トレッタの動画と尿量計測の機能も活用してみてください。
尿道結石は痛みを伴います。人間の場合は痛みを伴いつつも、自然排尿と共に出すことができますが、ねこちゃんは尿道が途中で狭くなる構造のため、完全閉塞してしまいます。痛みや違和感から、トイレに入って鳴いたり、陰部を気にして舐めるようになります。
・触診
・尿検査
・レントゲン検査
・超音波検査
尿道閉塞の検査方法として、レントゲンや超音波検査があります。
尿路の状況と詰まっているものの確認を行い、尿道閉塞が発覚した場合、緊急処置としてカテーテルによって尿道の詰まりを取り除きます。これは痛みを伴うため、鎮静麻酔下で行います。尿道の詰まりが解消された後は、傷んでしまった腎臓の機能が回復するまで入院治療を行います。
退院した後は、再び尿道が詰まって排尿ができなくならないよう、食事療法などを行います。
尿道閉塞はねこにとっては珍しい病気ではありません。気が付くのが遅れると、命に関わる危険な状態になってしまう可能性が高い病気ですが、日頃の生活で予防することもできます。日頃から水を飲んでもらうように心がけたり、おしっこの状態を把握し、小さな変化に気付けるようにすることで、尿道が詰まってしまう前に病気を早期発見できることもあります。トレッタも活用しながら、毎日のおしっこの状態を観察することを心がけましょう。
ねこがおしっこしていない状態を放置しておくと、命に関わる事態に。日頃のトイレチェックのときに念頭に置き、ねこちゃんの健康ライフに維持しましょう。
]]>今年も、ねこたちが布団の中や膝の上にくることが増えてきたのではないでしょうか。今回は、気温がぐっと下がる秋から冬にかけて、ねこと健康に、快適に暮らすためのポイントを解説します。
つい、わざと布団を上げて迎え入れますよね
現代のイエネコの先祖は砂漠地帯出身。そのため、暑さよりも寒さに弱いといわれていますが、実際にはねこの種類や毛の長さなどによって異なります。
短毛のねこや、毛に覆われていないスフィンクスなどは寒さに弱いといわれていますが、ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンと言った“北国出身”といわれている長毛ねこや、ダブルコートといわれる被毛を持っているねこは寒さに強く、暑さに弱いといわれています。
2頭一緒に暖をとる光景も冬の醍醐味...
ねこは寒いと、あまり行動をしなくなります(人間と同じですね)。そのため、トイレのある場所や水を飲む場所が寒かったり、遠かったりするとトイレを我慢してしまったり、水を飲む量が少なくなる傾向があります。
トイレや水を飲むことは、泌尿器の病気を患いやすいねこの健康にとって重要なこと。寒さゆえにどちらも我慢してしまうと、尿石症や膀胱炎になりやすくなってしまいます(冬場、動物病院でもこれらの病気の来院数が増える傾向があります)。
夏の室温対策同様、ねこにとって快適な室温は26〜28度。飼い主様が快適に感じる室温と、ねこにとっての理想の室温に、なるべく近い温度で暖房設定をするのがよいでしょう。
家を留守にする場合、暖房を適切な温度に保ちつつ、ねこが複数の部屋を出入りできるようにしたり、毛布やこたつ(つけっぱなしには注意!)などを用意して、ねこが自分で快適な温度を調節できるようにするとよいでしょう。
ねこは快適な場所を見つけるのが上手
また、上述の通り、ねこがきちんとトイレに行ったり水を飲んだりできるよう、トイレの場所や水を飲む場所も暖かい状態であることも重要です。本格的な冬を迎える前に、今の環境を見直してみましょう。
ねこに水を飲んでもらうには、水を飲める場所を増やすのも大切です。ねこに水を飲んでもらうためのポイントは、こちらの記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
こたつ、ストーブ、ホットカーペットなどで暖をとっているねこはとても気持ちが良さそうですが、「低温やけど」に注意が必要です。
低温やけどは、体温より少し高めの温度のものに長時間触れ続けることによって起きるやけどです。ねこの体温は38度前後ですが、暖かいものの上で長時間いると、部分的に温度が50度以上なるなどの危険があります。寒さ対策グッズは、温度設定ができるものについてはなるべく低温に設定し、長時間触れ続けることがないよう見守りましょう。
低温やけどの症状として、やけど部分の脱毛や皮膚のただれ、皮膚の赤みなどがあります。酷い場合は皮膚自体が脱落してしまうことも。もちろんねこ自身も痛みや違和感も感じますので、ねこちゃんが苦しむことのないよう、気を付けて寒さ対策を行いましょう。
ねこちゃんと一緒に健康に、快適に冬を乗り切りましょう。
]]>(以下、なっつ。さんのブログより転載)
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先日トレッタねこ病院の先生に往診に来ていただき血液検査をして頂いた時の事をレポにまとめてみました♡
地域は限定されますがプレミアムプランは往診2回、採血1回が無料で受けられます。(別途交通費、駐車場代はかかります。)
診察後普通に先生に甘えてるぽしゅ君を見て やっぱり病院での診察とは 全然違うなぁと思いました。 次の血液検査もトレッタねこ病院の往診でお願いしたいなぁって 改めて強く思いました。
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とってもかわいらしいレポートに弊社スタッフも感動しております✨
プレミアムプランの往診サービスをご検討中の方は、ぜひ参考になさってくださいね。
なっつ。さん、ありがとうございました!
≫ なっつ。さんのブログはこちら
※2021年1月以降、往診サービス付きプラン(プレミアムプラン)の新規受付を停止しております。ご了承ください。
]]>術前はトレッタねこ病院の血液検査、術後は体重管理にトレッタが役立っているそうです✨
これから避妊・去勢手術を受ける方はぜひ参考に!
子猫の避妊手術体験談。焦らないよう入念に準備を(=^ェ^=)
ねこの泌尿器疾患のうち、動物病院の来院理由として膀胱炎と並んで多くみられるのが尿石症(尿路結石)。放っておくと命に関わる症状も引き起こす、重要な症状と予防について解説します。
ねこは、水を飲む量が少なく、膀胱におしっこを貯めておく時間が長いため、膀胱や腎臓、尿管、尿道などに「尿石」とよばれる結石ができやすい傾向にあります。この尿石ができている状態が「尿石症」。尿石ができると膀胱炎の原因になったり、尿道や尿管を塞いでしまうと命にかかわる症状を引き起こすこともあります。
尿石の位置や状態によって、以下のような様々な状態を引き起こします。
・膀胱炎
・尿道閉塞(結石が詰まり、尿道を塞いでしまう状態)
・尿管結石(結石が詰まり、尿管を塞いでしまう状態)
・尿毒症(体外に排出されるべき老廃物が体に溜まってしまう状態)
・腎機能の異常
ねこの尿石症の原因となる結石は、大きく分けて2種類があり、それぞれでできやすい条件や原因、治療方法が異なります。
ストルバイト結石
・おしっこがアルカリ性になると形成されやすい
・療法食で溶かすことができる
・食事の影響が強いと考えられている
・若いねこにできやすい
シュウ酸カルシウム
・おしっこが酸性になると形成されやすい
・療法食では完治は期待できず、外科的手術が必要
・最近、増加傾向にあると言われている
・高齢のねこにできやすい
左:尿検査で認められたストルバイト結晶
写真提供:小笠原聖悟先生(小笠原犬猫病院、IDEXX )
右:手術で膀胱から摘出された尿結石
写真提供:米地謙介先生(奈良動物二次診療クリニック)
結石の種類には上記以外もありますが、上記で90%を占めているとされています。最近ではシュウ酸カルシウムが増えてきているといわれています。
以下のような検査から原因を判定します。
・尿検査:pHなどの尿の性状の確認、結晶・細菌の発見など
・超音波検査:膀胱や尿管、尿道の状態の精査、結石の大きさの確認
・レントゲン検査:結石の位置・大きさの確認
※状態により検査の内容が変わる可能性があります。
ストルバイト結石の場合は食事療法食が中心になります。結石を溶かす療法食や予防用の療法食など種類がありますので、獣医師に説明をよく受けてから与えましょう。通常のキャットフードで、「下部尿路ケア」などと書かれたものは治療用のフードとは異なりますので、注意しましょう。
シュウ酸カルシウムの場合は外科的摘出が必要になります。まずは動物病院で検査をしてもらい、治療についてかかりつけ医とよく相談をしましょう。
尿石症の予防には、以下が効果的です。
・お水をたくさん飲んでもらう
・結石用の療法食を与える
・にぼしなどカルシウムやミネラルが多いものは控える
結石は尿が膀胱に貯留する時間が長いことが原因で形成されやすいため、種類に関わらずたくさんお水を飲んでもらい、排尿してもらうことで膀胱の洗浄効果も期待できます(お水を飲んでもらうようにするポイントはこちらの記事で解説しています)。また、獣医師と相談の上、予防のために療法食を与えることもおすすめです。にぼしなど結石の原因となるミネラルの多いおやつも健康のために控えましょう。
]]>そこで今回は、前回解説した内容と、トレッタユーザー様の実際の成功例をもとに【保存版】としてトイレ切り替え問題についてのアドバイスをまとめました!これからお伝えするチェックリストの中で、あなたのねこに当てはまるものがあるかもしれません。ボリューム満点となっていますが、ぜひ最後までお読みくださいね。
※本記事は、新しいトイレがシステムトイレであることを前提としたアドバイスとなっております。
トイレ切り替えのために、まず知っておきたいこと
これからシステムトイレをご利用いただくにあたり、まずはお試しいただきたいこと
トイレトラブルを起こしてしまう
トイレからはみ出してしまう、トイレ以外の場所での粗相してしまう、とお悩みの方へ。粗相は病気の可能性もあるため、要注意です。
トイレに行く頻度が減ってしまった
トイレを替えたら、今までよりもトイレに行く頻度が減ったかも…?そんな心当たりのある方はこちら。
こちらの記事でも紹介しておりますが、これから新しいトイレをご利用いただく方にまずお読み頂きたい、スムーズな移行のためのポイントをいくつかご紹介いたします。
一番のポイントは、砂とトイレの両方を突然新しいものに替えないこと。
今回初めてシステムトイレに変更する場合は、ねこは初めて「システムトイレ用の砂(固まらないタイプ)」を使うことになりますが、トイレ本体も中に入っていた砂も全て違うものに変わってしまうと、ねこも困惑してしまいます。そのため、砂もトイレも「少しずつ」替えていく方法をおすすめします。以下に、砂とトイレ切り替えまでのSTEPをご紹介します。
STEP1:今まで使っていたトイレで「砂の変更」
長期戦も覚悟で以下のように少しずつの変更を試みてください。
STEP2:トイレ本体も新しいものに変更
この時、いきなり前のトイレをしまってしまうのではなく、それまで使っていたトイレの隣に新しいトイレを設置し、少しずつ「新しいトイレだよ」と教えてあげましょう。
STEP3(トレッタへの切り替えの場合):トレッタの電源を抜いた状態で使ってくれるまでようすを見る
新しいトイレと、今までなかったライトとの両方を同時に慣れさせることが難しいねこもいます。その場合は、まずはトイレ本体に慣れてもらうために電源をオフにして、通常のシステムトイレとして使ってくれることを目指しましょう。
ねこが数回でも入ってくれたら、飼い主様がごようすを見ていられるときに、思い切って前のトイレを撤去してしまいましょう。すると、意外とあっさりとトレッタを使ってくれるようになることもあります。
☆実際に弊社スタッフもこの方法でトイレ切り替えが成功しました!☆
上記を試してもうまくいかない・・・そんな時は、以下のチェックリストを確認してみましょう。
ねこが入ってくれないときのチェックリスト
トイレの置き場所を変えてしまった
砂がねこの好みではない?
新しいトイレを設置して間もない
今まで置いていた場所と違うところに新しいトイレを設置していませんか?
トレッタの場合は電源が必要となるため、場所の変更がやむを得ない場合もありますが、ねこはとてもこだわりが強く、今までと形状の違うトイレが今までと違う場所に突然現れても、トイレだとすぐに理解できないことがあります。
そのため、新しいトイレの設置場所はできるだけ今までと同じ場所に設置するようにしましょう。電源の都合で場所の移動が必要であれば、まずは電源をいれずに元の場所に設置し、少しずつ目標の場所まで移動する方法をお試しください。
また、システムトイレに切り替えの際には「システムトイレ用の砂(トレッタの場合は固まらないタイプ)」へ変更する必要がありますが、以前使っていた砂がお気に入りで、新しい砂を使うとトイレに入ってくれないねこもいます。そんな時は、システムトイレ用の砂の中でも、今まで使っていた砂と似ているものを選んであげましょう。
今まで使っていた砂の形状が好きな場合や、質感が好きな場合、大きさが好きな場合があります。全て当てはまるものを見つけだすのは難しいと思うので、1つでも前の砂と特徴が似ている砂をまずは選んであげて、それでもダメな場合には、また別の部分で前の砂と似ている砂をお試しください。
ねこのトイレ切り替えはプロでも2ヶ月程かかることもあります。焦らず、気長にようすを見てあげましょう。
トイレを替えたら、トイレからおしっこやうんちがはみ出てしまったり、トイレ以外の場所で粗相をしてしまうようになった…それにはねこによって様々な理由があり、体調不良の可能性もあるので注意が必要です。体調不良が原因ではない場合には、少しの工夫で簡単に解決できることもあるので、お困りの方は以下をチェックしてみてください。
トイレトラブルに関するチェックリスト
膀胱炎や便秘等になってしまっている
自分の足が砂の上に乗っているので、体もトイレ内に入っていると思ってしまっている
砂を踏みたくない
きれいなトイレしか使いたくない
トイレに入っていた時にトラウマになってしまう出来事があった
膀胱炎や便秘になってしまっていると、膀胱や肛門に違和感があり様々なところで踏ん張ってしまうことがあります。まずは獣医師さんへ相談しましょう。
トイレの体勢がユニークな子もいます。
トイレからはみ出しておしっこやうんちをしてしまう時は、トイレの奥側に砂を寄せてみてください。そうすることでトイレの奥まできちんと入ってトイレを済ませてくれることがあります。
砂を避けてトイレに入るような子は、砂を手前に寄せて砂のない足場を奥側に作ってみてください。
☆実際にこの方法でお悩みが解決したねこもいます☆
また、ねこはきれい好き。トイレはこまめに掃除をし、定期的な丸洗いしましょう。きれいなトイレしか使いたくないねこは少なくないため、一般的にねこのトイレの設置台数はねこの頭数+1台が推奨されています。
その他、トイレ周辺で大きな物音や叱られてしまったなどの出来事があると、トラウマになってしまいトイレ外での粗相につながってしまうこともあります。事前に、洗濯機の近くやドアの近くなど大きな音が出るものの近くはなるべく避け、静かなところに設置してあげるのも1つの手です。
トイレを替えたことでトイレに行く頻度が減ってしまうことにも、理由と対策方法があります。
長時間我慢をしてしまうと病気になってしまう恐れもあるので、下記を参考に、注意しましょう。
トイレ頻度に関するチェックリスト
ねこがいつもいる場所から遠いところにトイレがある
家族で喧嘩をよくしたり、大声を出す人がいる
来客が苦手で隠れることが多い
トイレはなるべくねこがいつもいる場所から近く、冬場でも寒くなく暖かい場所に設置してあげましょう。特に冬場は、寒いからといった理由でトイレをギリギリまで我慢してしまい、膀胱炎になってしまうケースがあります。
また、トイレの近くで大声を出すなど、ねこが驚いてしまうようなできごとはありませんでしたか? 隠れている時間が長くなってしまった可能性があります。大声を出さないようにし、おやつなどで信頼関係を築いてください。
その他、飼い主様ご家族以外の人が家に入るのが苦手なねこは、隠れることにより、トイレに行けなくなってしまいます。そんなねこには、いつでも行ける避難場所を確保し、トイレもそこに設置してあげてください。
あなたのねこに当てはまりそうなことはございましたか?
ねこはとっても慎重派の子が多いので、焦らずゆっくりと解決していくことがとても大切です。「うちの子はこれが原因!」と思い込んでいた飼い主様も、色々と試していただく中で、全く関係のないことが原因だった、なんてこともあります。こちらの内容が少しでも多くのねこと飼い主様のお役に立てましたら幸いです。
トレッタ公式サイトをご覧いただきありがとうございます。今回は、嬉しい発表とキャンペーンのお知らせです。
2019年3月にサービスをスタートしたトレッタ。おかげさまでご愛用いただいているねこちゃんが5,000頭を超えました。さらに今月、より多くのねこちゃんと飼い主様にご利用いただくために、ライトプランがデビュー。この2つを記念して、そしてみなさまへの感謝を込めて、プレゼントキャンペーンを開催いたします!
SNSにトレッタとねこちゃんのお写真を投稿してくださった方から抽選で10名様に、ねこを愛してやまない弊社スタッフが厳選したねこグッズ(3,000円相当)を詰め合わせた「トレッタ素敵便」をプレゼントいたします!!
素敵便の内容は、順次トレッタ通信(本ブログ)にて公開予定。トレッタライフを豊かにしてくれるおトイレグッズのほか、ねこが喜ぶおもちゃねこ雑貨など、スタッフがひとつひとつ心を込めて選びます。
以下の応募方法をお読みいただき、ぜひ奮ってご応募ください!
本サイトよりトレッタをご購入いただきます。同梱の手順書に沿って、設定・プランへのご加入をお願いいたします。
ねこちゃんとトレッタが映ったお写真を指定のハッシュタグ「#トレッタ」「#ライトプラン誕生」をつけて、ご愛用の感想を添えて投稿してください。
ご投稿いただいたSNSのDMにて、当選通知およびお届け先の確認をさせていただきます。
ご応募にあたり(必ずお読みください。)
・キャンペーン期間:2020年9月1日〜9月30日
※期間外のご投稿は抽選の対象外となります。
・応募条件:
1. キャンペーン期間中に、ハッシュタグ「#トレッタ」「#ライトプラン誕生」をつけ、InstagramまたはTwitterにねこちゃんとトレッタのお写真を投稿してくださった方
2. トレッタ公式アカウントをフォローしており、DMにて連絡がとれる方
・本キャンペーンでご投稿いただいたお写真や内容は、トレッタ公式サイトや公式SNSアカウントにてご紹介させていただく場合がございます。ご了承ください。
・10月末日までに、ご投稿いただいたSNSのDMにて当選のご連絡をいたします。当選のご連絡の際、プレゼントのお届け先をお伺いします。トレッタ公式アカウントのフォローが外れている場合、DMが送れない場合がありますのでご注意ください。なお、DMに記載された期日までに返信がない場合、当選は無効となります。
・賞品の発送先は日本国内に限らせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております!
]]>欧米では日本とは異なり、動物を販売しているペットショップがほとんどないそうです。
現在トレッタキャッツにVEA(Veterinary Entrepreneurship Academy)からインターンシップ中のTiffany(ティファニー)に、アメリカのねこ事情を聞いてみました。
ねこを飼うことは、人生で体験できる最も素晴らしいことのひとつではありませんか?準備中のワクワク感から、将来の最高の相棒を家に連れて帰るまで、すべてのステップが至福で満たされています。
その過程が、様々な国の間でどのように異なるのか、気になったことはありませんか?日本とアメリカの間にはたくさんの違いがあります。
今回は、アメリカでねこを迎えるまでの代表的なプロセスをご紹介いたします。
1.里親制度
アメリカのほとんどのペットショップでは、ねこは飼育・販売されていません(アメリカでいう「ペットショップ」は、ペット用品店を指します)。
代わりに、ねこを迎える代表的な方法は里親制度です。純血種のねこと出会うことはあまりできないかもしれませんが、里親制度には大きなメリットがあります。野良ねこの数を減らすことに貢献できるだけでなく、子ねこだけでなく様々な年齢のねこもいます。たとえば、仕事が忙しい人は、落ち着いた性格の大人ねこをお迎えしたり、子供連れの家族が温和で寛容なねこを好む場合などです。
アメリカには、地域の動物保護施設、 愛護協会、任意団体など、里親募集や譲渡を行っている機関がいたる所にあります。これらの組織には、譲渡可能なねこを探せる独自のWebサイトがあります。
ねこが保護され施設に入ると、まずは獣医師が健康状態を検査します。この時点でワクチンが投与され、避妊/去勢されます。ねこの健康が確認されると、シェルターに収容され、里親を募集するためのプロファイルが作成されます。
子ねこは多くの場合、ねこ同士のコミュニケーションのために一緒に収容されます。兄弟姉妹も一緒にいることが多いです。健康に特別な事情があるか、一人でいることを好むねこは、他のねこから分離されます。性格、行動、および問題が存在する場合は、プロファイルに記録されます。シェルターのスタッフは、これらのねこをWebサイトなどで紹介し、最適な家族を見つける手助けをします。
2.ブリーダー
多くはありませんが、純血種のねこをブリーダーから購入する人たちもいます。PetFinderは、大規模なペット検索サイトです。品種のほか、「低刺激」、「黒ねこ」など、人々が検索するキーワードごとにペットが分類されています。それぞれの品種についてよりよく理解できるように、利点、気質、性格、寿命に関する一般的な情報が掲載されています。興味のある品種を見つけたら、その品種を譲渡できるブリーダーを案内してくれます。
全国に登録されているブリーダーを集めた専門サイトもあります。Cat Fancier Association では、品種と地域で検索でき、それらの基準に基づいてブリーダーや品種のリストを表示できます。これらの「血統書付き」ねこは、純血種を意味し、キャットショーで賞を収めたなどの記録がある先祖がいることが多いです。ブリーダーを選択すると、連絡先情報が表示されます。
上記のWebサイトの他にも、口コミや地元のブリーダーなど、ねこを飼う方法はたくさんあります。ねこを迎え入れる場合は、事前に十分な調査を行うことを忘れないでください。ねこを飼うことは非常にやりがいのある体験であるのと同時に、大きな責任でもあります。毛で覆われた友達と一緒に、大切な思い出でいっぱいの長く幸せな人生を!
ワシントン大学にて心理学、生物学、毒性学を学び、IT企業や動物病院での勤務を経て、現在はコロラド州立大学にて獣医学を学ぶ。VEA(獣医企業アカデミー)プログラムにおいてトレッタキャッツにインターンとしてジョイン。
インターンに関するインタビューはこちら
ねこが患いやすい泌尿器疾患のひとつ、「膀胱炎」。年齢に関係なくかかりやすい病気です。からだは健康だったとしても、ストレスがきっかけで発症することも…。今回は、膀胱炎の症状や原因について、トレッタの獣医師が解説します。
ねこのトイレの回数が増えた、トイレ以外の場所でおしっこするようになった、落ち着きがなくなってトイレ周りをウロウロするよになった...そんな経験はありませんか?そんな時は、膀胱炎の可能性があります。
膀胱炎の症状
・頻尿(トイレに行く回数が増えること。多尿とは異なります)
・不適切な場所での排尿
・陰部(股の間)をしきりに気にして舐める
・トイレへ入ったりでたりと落ち着きがなくなる
・トイレ周りまたは排尿中に鳴く
ねこの膀胱炎は様々な原因があります。今回は原因として代表的な、結石性・細菌性・特発性の3つについて簡単に解説します。原因によって、それぞれ治療が異なるため注意が必要です。
①結石性膀胱炎
結石が原因で引き起こされる膀胱炎です。
②細菌性膀胱炎
細菌が原因で引き起こされる膀胱炎です。抗生剤の注射、または内服薬での治療が必要です。
③特発性膀胱炎
ストレスが原因とされる、明確には原因が特定されていないものによる膀胱炎です。
膀胱炎の場合、ねこ自身にも膀胱に痛みや違和感を感じるため、上述のような症状が見られたら早めに尿検査を行いましょう。もしも結石があった場合、放置することで尿道閉塞などの命の危険にも繋がりますので、早めの判断が大切です。
尿検査の流れとしては主に以下のふたつがありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。
①自宅で採取、動物病院で検査
メリット:
・検査のためにねこちゃんを病院に連れていく必要がなく、病院嫌いなねこちゃんへの負担が少ない
・検査時におしっこが出ないなどのトラブルを防げる
デメリット:
・飼い主さんがおしっこを採取(おすすめの方法は後述)、病院にもっていくまでは保管が必要
・おしっこの鮮度や保管方法によって検査結果に影響が出ることがある
②動物病院で採取、検査
メリット:
・新鮮なおしっこで確実に検査ができるため、検査結果の精度が高い
デメリット:
・病院に連れていく必要があるのでねこちゃんの負担になる
・検査当日に病院でおしっこが出ないと検査ができない
※ 動物病院によって、上記のふたつの方法をどちらでも実施できるとは限りませんので、かかりつけの動物病院にお問い合わせください。
ねこちゃんへの負担が少ないのは、「①自宅で採取、動物病院で検査」かと思いますが、結果が怪しい場合は「②動物病院で採取、検査」を行うのが良いでしょう。ただし、病院によっては②を推奨するところもありますので、事前に確認してみてください。
1.尿シートを取る
2.ねこちゃんがおしっこするのを待つ
(トレッタをご利用の多頭飼いさんは、トレッタアプリでどの子がしたかを確認!)
3.尿トレイに溜まったおしっこを容器に入れる
4.病院に持っていくまでは密閉容器に入れて冷蔵庫に保存
※保存期間は12時間以内がおすすめです。
おすすめの容器は「たれびん」!
膀胱炎に関わる検査には以下があります。
・尿検査:pHなどの尿の性状の確認、結晶・細菌の発見など
・超音波検査:膀胱や尿管、尿道の状態の精査
・レントゲン検査:結石の位置の確認
膀胱炎は再発しやすい病気。一度かかったにもかかわらず、それまでと同じ生活をしていては再発してしまうことも…。
原因によって予防法が異なりますが、お水を飲んでもらうことは、膀胱からの尿の排泄を促し洗浄する効果がありますので大切です。結石性膀胱炎の場合は、予防用の療法食フードを与え、にぼしなどのカルシウムを多く含むおやつは控えましょう。特発性膀胱炎は環境ストレスが一因と考えられるため、ねこの行動をよく観察して、ストレスを取り除いて快適に過ごせるようにしましょう。
健康のためにも、毎日トイレを見守ってあげましょう
また、ねこの体調変化にいち早く気づくために、おしっこの量や頻度、トイレでの滞在時間を把握しておくのも大切です。毎日のトイレチェックが自動ででき、スマホで管理できるトレッタを、ぜひご活用ください。
]]>ねこがかかりやすい泌尿器疾患の中でも、15歳以上のねこの70%以上もが発症するとされているポピュラーな病気「慢性腎臓病」。その原因と症状、治療についてトレッタの獣医師が解説します。
からだに必要なものは回収し、老廃物はおしっことして外に出す役割を担う腎臓の機能が、長期にわたってゆっくりと低下していく病気です。腎臓はとても緻密な構造のため、一度壊れてしまうと再生出来ず、元に戻らない臓器。慢性腎臓病も一度かかったら元の状態には戻らない、不可逆的な病気になります。
病気の初期は、症状を伴わなかったり気付きにくいことが多く、機能低下がかなり進んだ状態で気付くことが多いです。はっきりと症状が出はじめたころには、6割程度が障害を受けているといわれています。症状としては多飲多尿、食欲低下、食べムラ、体重減少、毛ヅヤの低下、脱水などがあります。これらの症状に伴って、貧血、嘔吐、口内炎など様々な症状も併発することがあります。
ねこはもともと、砂漠地帯で暮らしていた生き物で、水を飲まなくてもうまく老廃物を処理できるようなからだの構造をしています。そのために腎臓に掛かる負担は大きく、寿命が延びたことで泌尿器の機能の負荷が増加し、病気にかかりやすくなっているといわれています。
血液検査や尿検査、エコー検査、レントゲン検査などがあります。慢性腎臓病の可能性があっても、様々な原因が関与していることもありますので、かかりつけの先生とよく相談し、必要な検査を受けるようにしましょう。
上述の通り、失ってしまった腎臓の機能は、元に戻すことができません。そのため慢性腎臓病の治療は病気の進行を遅らせることになります。療法食や内服薬、点滴などを用います。
“元に戻らない”慢性腎臓病と向き合うには、我慢強く、痛みや苦しみをなかなか表に出さないねこちゃんのSOSサインに飼い主さんが気付いてあげることが大切です。定期健診などで血液検査を定期的に行うことも、早期発見の手助けとなります。少なくとも1年に1回は健康のために血液検査をおおすすめします。
腎臓の機能低下によりおしっこが薄くなると、おしっこの量が多くなります。さらに、慢性腎臓病の悪化により食欲がなくなると体重が減り、元気がなくなっていきます。尿量や体重の変化に気付くには、毎日の健康チェックが必要です。ねこちゃんがトイレに入るだけで、健康に関わる6つの指標(おしっこの量・回数、体重、トイレの入室回数・滞在時間)を自動で計測してアプリに記録してくれるスマートトイレ「toletta®(トレッタ)」もぜひご活用ください。
こちらの記事もおすすめ:
≫ 「多尿」は腎臓病のサイン。ねこのおしっこの量、把握できていますか?
ねこは腎臓の病気にかかりやすい、とご存知の方は多いかもしれません。では、具体的にどのような症状が起きるのでしょうか? 今回は、ねこの様々な病気に関連する「多尿」症状についてトレッタの獣医師が解説します。
「多尿」とは文字の通り、おしっこの量が標準の量よりも多い状態のこと。1日あたり50ml/kg(体重1kgあたり50ml)以上のおしっこが出ている状態が「多尿」と定義されています。例えば、3kgのねこならば1日あたり150ml以上、5kgのねこならば250ml以上が多尿となります。
ねこのおしっこの量の標準値は1日あたり5~25ml/kg(トレッタ調べ)。
標準値と多尿の間、25~50ml/kgの尿量は、異常とも正常とも判断がつかない範囲です。継続してこの範囲の尿量が出るようならば、異常の可能性が高いので、動物病院で血液検査や尿検査などの健康診断を受けることをおすすめします。
多尿の状態になると、水分がどんどん体から出て行ってしまいますので、脱水症状にならないよう水は好きなだけ飲めるようにしておきましょう。ねこに水を飲んでもらうためのポイントについて解説した記事もぜひ参考にしてください。「よく水を飲むようになった」「おしっこがよく出る=水分の取りすぎ?」などと考えて、飲水量を減らすなどの制限は獣医師の指示なしには絶対にしてはいけません。
水飲み場はできるだけ多く、ねこがよく通る場所に。水を飲んでもらうために実践したいポイントをもっと見る
多尿は、腎臓の働きと深く関わっており、以下が多尿となる原因です。
・腎臓で作られる尿の量が多い
・腎臓が尿を濃くすることができない
ここで、腎臓の働きとおしっこが作られる過程をご説明します。
おしっこ(尿)の材料は血液です。血液が腎臓で濾過(ろか)されることにより、尿の元が作られます。腎臓は、この尿の元から、必要な栄養分は体の中に引き戻し、不必要な成分は尿として排出します。このとき、尿の元に含まれている水分は、必要な栄養分として腎臓が吸収するため、尿が濃くなります。腎臓でできた尿は、尿管を通って膀胱に運ばれ、おしっことして外に出ていきます。
上述の過程で、尿量を調節する部分は以下の2つ。
・腎臓で血液から尿の元を作るとき
・腎臓で尿を濃くするとき
腎臓病などの病気により、血液の濾過が正常にできなかったり、栄養分としての水分の吸収ができなくなると、薄い尿が排出され、多尿となります。
その日の体調やお薬(ステロイドなど)の投与によって、一時的に多尿になることもあります。多尿かどうかの判断は、1日ではできません。数日分のおしっこの量から判断します。「多尿が数日続いているかどうか」が、病気につながっている多尿を見分けるポイントとなります。
継続的に多尿になる場合、腎臓病以外にも、様々な病気の可能性があるので要注意です。
多尿になる病気例
・腎臓病
・甲状腺機能亢進症
・糖尿病
・上皮小体機能亢進症
・肝機能不全
・子宮蓄膿症
・副腎皮質機能亢進症
・中枢性尿崩症
など
ねこちゃんの“SOS”を見逃さないためにも、「水を飲む量が増えたかも?」「よくトイレに入るかも?」など、少しでも不安に感じたら、おしっこの量を測ったり、動物病院に相談してみましょう。
今のねこちゃんのおしっこの量が気になる方は、ぜひ計算してみてください。
(式)
1日の合計尿量(ml)÷ 体重(kg)= 体重1kgあたりの尿量(ml/kg)
尿量は、1週間の尿量の平均値を使うと、より正確に算出されます。体重も、1週間のうち1番ねこちゃんの体重が正確に測れている数値を使いましょう。
多頭飼いで、ねこごとのおしっこを見分けたり、お仕事などで日中家にいないためおしっこや体重の管理なんて無理…。という方は、ねこがトイレに入るだけで尿量・体重などを自動で測れるスマートトイレ「Toletta®(トレッタ)」がおすすめです。
自動で測ったデータはスマートフォンアプリで簡単管理。毎日多尿のチェックなんて大変…という方も安心な多尿アラート機能(※)もついています。ねこを見分けるAIカメラ付きなので、多頭飼いでもスマートにねこちゃんの健康管理ができます。
※ねこちゃんの体重と尿量のデータを獣医師と共同開発したシステムで分析し、多尿だと判断された場合はアプリにアラートを通知します。
ねこにも人にも優しいトレッタで、ねこライフをもっと長く、もっと幸せに。
多くのねこを苦しめる泌尿器疾患の予防のためにも、おしっこについての知識はとても大切。多尿に気づくことにより、病気の早期発見にもつながりますので、ねこちゃんとの生活の中で、ぜひ意識してみてください。
こちらの記事もおすすめ:
≫ 慢性腎臓病は症状がわかりにくく、元に戻らない。早期発見のために飼い主ができることとは?
私たちトレッタキャッツは、りんごねこの思想や活動に共感し、応援したいと考え、りんごねこを「知って」「理解して」「大好き」になってもらう活動をしています。
「toletta with りんごねこ」プロジェクト
前回、私たちがこの活動をはじめるきっかけになった、りんごねこ「うーちゃん」との出会いをご紹介しました。今回は、入社後のうーちゃんと、相棒「ちゃま」との暮らしについてのお話です。
通常、りんごねこがそれ以外のねこと一緒に暮らすことは望ましくありません。ウイルスが感染してしまう恐れがあるからです。トレッタキャッツのメンバーも、複数の獣医師の意見を聞くなどして、うーちゃんたちにとって最善の暮らし方を検討しました。悩んだ末の選択は、うーちゃんとちゃまが一緒に暮らすことでした。
オフィスにやってきたばかりのうーちゃんとちゃま
その理由は大きく2つ。まずは、うーちゃんとちゃまの絆がとても深く、離れ離れにしてしまうことの方がうーちゃんのストレスとなり、エイズの発症を早める要因になってしまう恐れがあること。そしてもう1つは、ウイルス感染の確率が高くないということです。ウイルス感染経路は母子感染のほか、血液感染や唾液感染などがありますが、その多くはねこ同士のケンカによる咬み傷から感染することがほとんどと言われています。仲良しのうーちゃんとちゃまが流血沙汰のケンカをする可能性はほぼありません。唾液感染が心配ではありますが、その確率はとても低いと言われています(※出典:ネコリパブリック)。
ソファ下で寄り添ううーちゃんとちゃま
入社記念にネコリパブリックから購入したラタンベッドでくつろぐ2頭(奥にうーちゃんがいます)
噂に聞いていた以上の仲良しぶりに、2頭を引き離さないで良かったと確信したのでした。
獣医師と相談し、2頭が一緒に暮らすにあたって以下のルールを設けました。
1. うーちゃんとちゃまの食器を必ず分けて、それぞれ隔離して食事を与えること。
2. 血が混じり合わないようにケガをしていないか注意すること
3. ちゃまには定期的に血液検査をうけてもらい、猫エイズウィルスに感染していないことを確認すること
これらのルールを守りながら、うーちゃんとちゃまは仲良く一緒に暮らしています。
それぞれの食器に名前をつけて管理
人間社員からのトルコ土産・可愛い器をもらったうーちゃん
うーちゃんとの出会いをきっかけに、トレッタキャッツにも変化がありました。それは、会社の利益の一部をりんごねこ支援に役立てるという目標ができたことです。うーちゃんとの出会いをきっかけに、りんごねこについて詳しく知るようになった私たち。りんごねこを取り巻く問題について理解を深めるなかで、「何か力になりたい」と考えるようになりました。うーちゃんへの敬愛を、うーちゃん以外のりんごねこのためにも生かしていこうという取り組みです。
具体的な支援の方法は検討中ですが、今後、本格的にサービス提供を開始し利益を得た時には最善の支援を開始できるよう計画を立てています。
うーちゃんと過ごすうちに、自然とりんごねこの支援をしたいと考えるように
キャット・フレンドリーなオフィスでのんびりと暮らすうーちゃんですが、やはりちゃまと比べると動物病院へ通う機会が多いのが現実です。エイズ発症はしていないものの、免疫力が低いことがその原因と言われています。とりわけ、うーちゃんを悩ませていたのが歯肉炎。歯肉炎は、りんごねこに限らず、免疫力が低下すると発症しやすくなるそうです。ストレスとなりがちな多頭飼育にもよく見られるといい、ねこには極一般的な病気。ですが、食欲がなくなるほど進行してしまえば命取りにもなる病でもあります。
定期的に獣医師に診察してもらう中で、ある日、抜歯手術を提案されました。うーちゃんは歯が生えていることで歯肉に刺激が生まれてしまい、炎症が治まらない状態なのです。ちなみに、ねこは歯がなくなっても食事をすることができます。担当獣医師からは、抜歯手術を受けて炎症が完治する確率は7割と説明されました。手術は全身麻酔で行うので、当然うーちゃんの体に負担がかかります。リスクはあるけれど、うーちゃんとちゃまがこのまま一緒に仲良く暮らしていくためにも、手術に挑戦することにしたのです。
抜歯手術の費用はおよそ6万円ほどでした
(料金は状態や病院によって異なるので、各動物病院へお問い合わせください)
手術翌朝のうーちゃん。いつもどおりごはんを催促する元気な姿に一安心
手術は無事終わり、経過は順調、食欲も旺盛。うーちゃんは本当によくがんばってくれました。
頭突きで挨拶が2頭の日課
2頭の役職は「Chief Toilet Officer」。toletta®のモニターを務めています(撮影=toletta)。
これからも大変なことはあるかもしれませんが、ちゃまと人間社員と支え合う暮らしは続いていきます。
こちらの記事は、弊社が以前運営していた「toletta mag.」に2019年3月29日に公開された記事を再編集したものです。
私たちトレッタキャッツは、りんごねこの思想や活動に共感し、応援したいと考え、りんごねこを「知って」「理解して」「大好き」になってもらう活動をしています。
「toletta with りんごねこ」プロジェクト
今回は、私たちがりんごねこについて深く知るきっかけとなった、元保護ねこで現トレッタキャッツねこ社員「うーちゃん」と、その相棒「ちゃま」との出会いについてのお話です。
薄三毛のやさしい毛色をしたうーちゃんは、神奈川県のとある場所で野良ねことして暮らしていました。
餌やりボランティアさんから毎日決まった時間にごはんをもらいながら、相棒のちゃまを始めとする仲間たちと一緒に、気ままに過ごす日々。自由とはいえども、その暮らしは決して穏やかではありませんでした。気温が氷点下になる寒い日も、雨風が強く吹きつける日も、ずっと屋外で過ごさなければならないし、ケガをしたり病気になってしまうリスクも高いのです。また、うーちゃんたちのように人から餌をもらうなどして人馴れしているねこは、虐待などの人為的被害に遭いやすいケースもあるため注意が必要です。
野良ねこ時代のうーちゃん(左)と、相棒のちゃま
うーちゃんの相棒・ちゃま。野良ねこらしからぬ ふっくら体型!
しかし、すべての野良ねこを保護することは難しいのが実情。ネコリパブリックでも保護できるねこの定員が埋まっている状態でした。そのため、うーちゃんは地域のボランティアさんにお世話をしてもらいながら、機会があれば保護や里親への譲渡を願われていたねこだったのです。
ちょうどそのころ、ねこを幸せにするサービスづくりに取り組み始めたトレッタキャッツ(旧名:ハチたま)では、よりねこに寄り添った開発を行うべく、オフィスにねこ社員を迎えようとしていました。入社してもらいたいと考えたねこ社員像は、以下のようなもの。
・保護ねこであること
・夜は人がいないオフィスでも大丈夫なように自立した大人ねこであること
・ねこ社員同士で助け合っていけるように仲良しの2頭組み
上記の希望を聞いたネコリパブリックは、ぴったりのねこ探しを開始します。うーちゃんたちに毎日餌を与え見守ってくれていたボランティアさんと情報連携し、彼女たちのことを私たちに紹介してくれたのです。たくましく生きながらも、毎日どこへ行くにも一緒なほどに大の仲良しであるうーちゃんとちゃまは、私たの探していたねこ社員像にぴったりでした。彼女たちの様子を聞いたり写真を見たりして、2頭に強く惹かれた私たちは、正式に保護を依頼することにしたのです。
野良時代からいつも一緒。とても仲良しなうーちゃんとちゃま
うーちゃんたちの保護を依頼するとき、ネコリパブリックからいくつかの条件が提示されました。それは、ねこが不幸にならないために必要な環境や、一緒に暮らす人間の心構えを問うもの。その1つに、「保護してみて病気が判明するかもしれないが受け入れられますか?」という確認がありました。もしも保護した後でねこに重大な病気が見つかっても、一度保護したねこを再び外へ戻すことはできません。ねこを保護することは、そうした責任を伴うのです。
保護された直後の2頭。はじめてのケージに困惑気味
これらの条件を受けて、トレッタキャッツ社内でも議論が交わされました。さまざまな意見がありましたが「世界中のねこを幸せにすることを目標にしている私たちが、目の前のねこを幸せにできないでどうする」という結論に至り、最終的に保護の意志を覆すことはありませんでした。
次回は、入社後の2頭の暮らしについて。りんごねこのうーちゃんと、そうではないちゃまの暮らしとは?
こちらの記事は、弊社が以前運営していた「toletta mag.」に2019年3月27日に公開された記事を再編集したものです。
年々暑くなる日本の夏。そろそろ“落ちはじめる”ねこちゃんも増えてきたのではないでしょうか。
うーちゃまも仲良く落ちています
夏に向けて、必ず知っておきたいのが部屋の温度調節と熱中症対策。正しい知識をつけて、ねこも人も快適に過ごせるようにしましょう。
気温が高くて湿度も高い日本の夏ですが、ねこにとって、湿度が高いと体の熱が外に逃げにくくなり、体温が上がりやすくなってしまいます。そのため、夏場はねこの生活空間の温度や湿度に気を配りましょう。
ねこは、溜まってしまった体温を発散するのが苦手。人は汗を書いて体を冷やし、わんちゃんはパンティング(口を開けてハアハアすること)で体温を逃します。一方、ねこは体の熱があがると、じっとして体温が逃げていくのを待ちます。程よくひんやりしたところでゴロゴロしているときは体を冷やしているのです。
ねこは冷たい場所を探すのが上手。ステンレスの台の上や、フローリング、ガラスのテーブルの上など…
ねこがパンティングや口を開けて呼吸をしているときは危険なサインであることが多いです(後述の熱中症のサイン)。すでに体温が上がりすぎてしまっているか、呼吸がしにくくなってしまったときに、ねこは口を使って呼吸をします。
以下の症状が現れたら要注意!熱中症のサイン
軽度の場合:
・食欲がない
・体が熱い
・元気がない
・呼吸が早い
重度の場合:
・下痢、嘔吐
・パンティングをしている
・激しい下痢、嘔吐
・痙攣
・意識混濁
熱中症は軽度の場合、食欲がなくなる、体が熱くなる、元気がなくなる、呼吸が早くなるといった症状があります。このようなようすが見られたら、室温が適切か必ずチェックしましょう。
軽度の症状に気がつかず、熱中症が進行して中等度になると、嘔吐や下痢といった症状も出てきます。家に帰ってきた時に、ねこの元気がなくなって、嘔吐や下痢をしているようならば、動物病院に連れていきましょう。重症になると、パンティング、激しい嘔吐、下痢、痙攣、意識混濁といった症状が出ます。帰ってきてねこがぐったりしており、体が熱いと感じたら、脇や鼠蹊部(そけいぶ、足の付け根あたり)に保冷剤をくるんだタオルを挟んで体を冷やし、早期に動物病院にいきましょう。
・エアコンの温度設定は「26~28℃」ほどに
・30℃を超えるような日や湿度が高い日は家にいなくてもエアコンを
・冷房が苦手な子には別室への逃げ道を
・水を複数の場所にたっぷりと
30℃を超えるような暑い日や湿度が高い日は、ねこの体温が上がりすぎないように、家にいなくてもエアコンの温度設定を26~28℃ほどにして、冷房をつけておきましょう。ただし、冷房が効きすぎて寒くなることや冷房が苦手な子もいるので、冷房が効いた部屋から出られるような逃げ道も作っておくと良いでしょう。風通しが良く、ひんやりしたところがある場合は冷房は必須ではありませんが、ねこが選べるように両方準備しておいた方が良いです。また、水を複数箇所にたっぷりと置いておくのもお忘れなく。留守の間に水をひっくり返したり、万が一飲み切ってしまったら水が飲めなくて脱水を起こしてしまうことがあります。
ねこの体型や毛の長さ、体力によって、暑さや寒さに対する適応力は変わってきます。ねこちゃんの動きをよくみて、どれくらいの温度が好きなのか、エアコンが苦手かどうかなど観察してみてください。
湿度が高い日本の夏にねこちゃんと暮らすうえで欠かせない室温調節。ねこちゃんにとって快適な環境づくりで、夏を健康に乗り越えましょう。
]]>からだの構造上、泌尿器に負担がかかりやすいねこにとって、水を飲むことはとても大切。今回は、ねこに水を飲んでもらうために実践したいポイントをお伝えします。暑くなるこれからの時期に向けて、ぜひトライしてみてくださいね!
ねこの先祖であるリビアヤマネコは、砂漠地帯で暮らしていたため、水を飲まなくても生きていけるからだの構造をしていました。そのため、脱水に強く、あまり水を飲まないねこも多くいます。
しかしながら、あまりにも水を飲まないと、泌尿器に負担がかかり、尿石症(尿路結石症)や膀胱炎を引き起こしたり、腎臓病などの病気にかかってしまったりすることがあります。そのため、適度に水を飲んでもらう必要があります。
ポイント
・数は出来る限り多く置く(多ければ多いほど良い。少なくともねこの頭数以上は必ず用意する)
・よく歩いているところに置く
・容器は1か所にまとめてではなく、色々なところに置く
・飲んでもらえなくても続ける
水飲み場の数は、多ければ多いほどねこたちが水を飲むことが研究などでわかってきています。
また、普段ねこちゃんがよく歩いたり通ったりする場所に置くのがおすすめ。よくいるところから水飲み場の位置が遠いと「まあ飲まなくていっか」と面倒で飲みにいかない…なんてことも(ご飯のついでにあるから飲んでおこう、などというシーンをみかけることはありませんか?)。
新しい水飲み場を増やした場合は、最初は警戒してなかなか飲んでくれない慎重派のねこもいますが、置き続けることである日を境に急に飲みだすことがあるので、まずは続けてみましょう! トレッタのユーザー様の中では、こちらの方法で長年悩んでいた便秘が解消されたねこちゃんも。
ポイント
・少なくとも毎日替えてあげる
・夏場は特に回数を増やす
・汚れていたらすぐに取り替える
ねこも新鮮な水が飲みたい生き物。何日も替えていない水は、細菌が増えてしまい胃腸炎などの原因にもなりえます。きれい好き、グルメなどと言われるねこは、汚れていたり古くなった水は全く飲まない子もいます。ねこは替えて欲しくても、水を替えられるのは飼い主様だけ。健康のためにも、こまめに水を替える習慣をつけましょう!
ポイント
・容器・給水器はいつも清潔に
・容器の材質は何が良い?
・流れる水と置き水、あなたのねこちゃんはどっちがタイプ?
せっかく水が新鮮でも、容器が汚れているなんてことがあったら、きれい好きなねこにとってはストレスですよね。容器も1日1回など、出来る限り洗ってあげましょう。
また、容器の材質もプラスチック、ステンレス、陶器などなど様々です。プラスチックは安価ですが劣化が早く汚れやすいため、汚れてきたら新しいものを買ってあげましょう。ステンレスは容器自体は悪くなりにくいですが、キラキラ光るのが気になって怖がってしまうねこもいます。おすすめは陶器で、ねこが好み、飲んでくれやすいと言われています。とはいえ、ねこそれぞれ好みがありますので、たくさん用意してみて、ねこちゃん選んでもらうのが良いでしょう。
近年は、水が流れるタイプの給水機も多く出回っていますが、置き型のタイプとどちらが良いのでしょうか。実験したデータによると、統計上ではあまり変わらなかったそうです。個体差はあるようで、流れるお水を好むねこ、置き型派のねこがいて平均すると同じくらいなんだとか。あなたのねこちゃんはどっち派か、よくみてあげて、好きな方またはどちらも用意してあげるのが一番ですね。
こういう子はきっと流れるタイプ。Photo by Kazuky Akayashi on Unsplash
コラム
LINE相談にて、「水を飲んだあとケホケホと咳込む」といった相談が来ることがあります。病気かも…と心配ですよね。これは、容器の高さが関係している可能性があります。まずは容器の高さを、ねこちゃんの胸の高さくらいまで調節してみましょう。頭を低くして屈んで飲む状態は、誤って気管に入ってしまうことも多く、ねこが咳込む原因になります。こちらの改善で咳込むことが減りました!という嬉しいお返事を頂けることも多いです。
変更したあとも咳込むことが続くようでしたら、病気の可能性もありますので、早めに動物病院で受診し、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
ねこの健康な暮らしのために非常に大切な水。最近はおしゃれな容器もたくさん売っていて、選ぶのも楽しいですよね。ねこちゃんの好みを探りながら、健康なねこライフを送りましょう。
]]>トレッタには「AIねこ顔認識技術」が搭載されたカメラがついており、何頭でもねこを見分け、それぞれの健康指標を1つのスマホで一括管理ができます。
色も柄も似ているそっくりさんでも、色違いさんでも見分けます。
今回は、複数のねこでトレッタをご利用いただくための機能をご紹介!トレッタの導入をご検討されている方は、ぜひ参考になさってくださいね。
前回ご紹介した、トイレに関する指標を自動計測する機能に続きご紹介したいのは、ねこの顔をAIが見分ける「AIねこ顔認識技術」です。
多頭飼いをされている多くのご家庭では、複数のねこに対し、複数のトイレがある状態かと思います。その状態では、ずっとトイレを見張っていない限り、どのねこがいつおしっこをしたか、識別するのはかなり難しいですよね。
トレッタでは、ねこがトイレに入るたびに動画と静止画を撮影。この静止画を使って、AIがねこを記憶・学習し、他のねこと識別します。
実は世界初の仕組み。特許も取得済みなのです!
この顔認証により、どのねこが、いつ、どれくらいおしっこをしたか、すべてスマートフォンで管理することができます。「片づけたら血尿があった!」など緊急を要する場合も、トイレに入った時間や、トイレ中の動画などから推測することもできます。
※AIは機械学習の仕組みですので、最初から見分けることはできません。はじめは、トイレをしたのがどのねこか、教えてあげる必要があります。
トレッタ専用アプリでは、複数のねこだけでなく、複数のトイレ(※)の管理も可能。最初にねこの登録をすれば、追加で導入する際はトイレのWi-Fi接続のみでOK。トイレ台数に合わせたアプリの追加インストールや、ねこの再設定は必要ありません。
他のねこトイレとの併用について
他のトイレでおしっこをした場合はデータが取得できませんので、健康データを正しく取得・管理するには、すべてのトイレをトレッタにしていただく必要があります。「すべてのトイレを切り替えるのはハードルが高い…」とお迷いの方は、まずは1台からお試しいただく方もいます。トイレの切り替えについては、こちらの記事(トレッタ直伝!ねこのトイレを切り替えるコツ)も参考になさってくださいね。
トレッタアプリでは、6つの健康指標「体重、尿量、尿回数、入室回数(トイレに入った回数)、滞在時間(トイレにいる時間)、経過時間(前回トイレに入った時間からの経過時間)」を自動で計測し、そのデータをねこごとに管理ができます(トイレチェック機能)。1回1回のトイレを確認できるタイムライン表示だけでなく、数値の変化がわかりやすいグラフ表示も、健康管理に重要なポイントのひとつです。
また、上述の動画・静止画撮影の他、カレンダー形式のメモ機能がついているので、うんちやフードのようすもねこごとに管理可能。日々のねこの健康管理がスマホひとつで行えます。
今回は、多頭飼いの方に向けたトレッタの機能についてお届けしました。
ねこ1頭1頭の健康を、スマートに管理しましょう。
]]>導入いただいた飼い主様からは、大変ありがたいことに「スマホで見られて便利!」「ハイテク!」「多頭飼いも見分けられるなんてすごい!」などのお声をいただいています。
とはいえ、日々、購入を検討されている方や既にご利用中の方からのお問い合わせを受けるたびに「まだまだトレッタのすごさを伝えきれていないのではないか…」という声も社内にあります。
そこで、みなさまに安心してご導入・ご利用いただくために…
トレッタの仕組みをより詳しく解説してまいります!
本記事では、トレッタがどのように健康データを取得しているかをご説明いたします。
スマートフォン、スマート家電など、「スマート〇〇」をよく耳にするようになりました。「スマート〇〇」とは、あらゆるモノとインターネットをつなげ、便利に使えるようにするIoT技術(Internet of Things)を使用した製品のことです。
ねこがトイレに入るたびに健康指標を自動で計測。アプリと連携
“スマートトイレ”であるトレッタは、ねこのトイレで体重や尿量を自動計測し、そのデータをインターネット上で管理。スマートフォンアプリと連動し、皆様のスマートフォン上でねこの毎日の健康データを見られるようになっています。
毎日の健康データは、獣医師と共同開発したトレッタ独自のシステムがチェック。体重が減った、尿量が急激に増えた・減ったなど、ねこの体調変化をお知らせします。また、フードやうんちの状況などを記録できるメモ機能もついているので、ねこの成長記録や疾患の治療記録などとしても役立ちます。
ここからは、トレッタの仕組みを簡単に解説していきます。
トレッタの構成要素は3つ。
・トレッタ本体
・クラウドサーバ
・スマートフォンアプリ
トイレの入室・退室を本体がチェック。
ねこがトイレに入ると、トイレ本体の「センサープレート」が重さに反応。ねこがトイレに入ったと判断し、体重と尿量の計測をはじめます。
ねこがトイレから降りると、ねこがトイレから出たと判断し、計測したデータをサーバに送信します。
ねこ毎のトイレのデータを計算。
データをアプリに表示、獣医師開発AIが分析
トレッタ本体から受け取ったデータを過去のトイレデータなどと付け合わせ、サーバ側で以下の指標を計算します。
1. 体重
2. 尿量
3. 尿回数
4. 入室回数(トイレに入った回数)
5. 滞在時間(トイレにいる時間)
6. 経過時間(前回トイレに入った時間からの経過時間)
サーバ側で計算されたデータは、見やすいように加工され、スマートフォンアプリで表示。また、獣医師が開発したAIが異常値がないかをチェックし、異常値があったらアプリにアラートをお届けします。
なかなか自分では測れないねこの体重や尿量。トレッタを使って毎日の健康指標データを貯めていき、毎日チェックすることで、ねこの「いつも」の健康がわかります。痛みや苦しさをなかなか表に出さない我慢強いねこのSOSに気付くことができるのです。
また、体重の計測は、避妊・去勢後の体重管理や、ダイエットにも役立ちますね。
今回は、トレッタが健康データを取得する仕組みについてお届けいたしました。
ねこともっと長く、もっと幸せに暮らすために、テクノロジーを存分に活用したトレッタのサービス。これからも進化予定なので、ぜひご注目ください。
]]>今回は、保護猫カフェスタッフ時代に200匹以上の譲渡を手掛け、自宅でも10匹以上の保護ねこと暮らすスタッフが、飼い主として考慮しておきたい、ねこ同士の相性について解説します。
ねこ団子、1度は憧れますよね
ねこの譲渡会などに行くと、多頭飼育をお考えの場合は、はじめから多頭でのお迎えをおすすめされることがあります。最初にとりあえず1頭お迎えし、「ねこちゃんがひとりで寂しそうだから新たにもう1頭お迎えしよう!」などと思った時に、大変苦労するケースが多いからです。
ねこの特性から、環境が変わると“借りてきた猫”状態になってしまい、1週間くらいは本来の性格が見えない“猫をかぶっている”状態になることがほとんどです。慣れるまでにもっと長い月日を必要とするねこもいます。また、いわゆる「ひとりっこ」タイプのねこも存在します。このタイプのねこは、他のねこがいると隠れて出てこなくなったり、重症化すると隠れている場所でトイレをしてしまったりするので、ずっと単頭飼育が向いていると言われています。
そういったことを見極めるために、期間を決めてねこを迎え入れる「トライアル」を行っているところもあります。
1頭だけ迎えるつもりが、2頭の仲良しなようすを見て引き離せず、2頭迎え入れてしまったというエピソードも
考慮したいポイント
※すべて性格にもよるので、あくまでも「参考」としてご理解ください。
・性別:異性同士の方が良い
・年齢:近いほうが良い
・性格:先住ねこが「ひとりっこ」タイプの場合は、他のねこが入ってこないスペースを。先住ねこが人にべったりな場合には、「つん」タイプの新入りねこを。
性別について
一般には女の子がいるおうちには男の子、男の子がいるおうちには女の子と言われていますが、同性でも仲良くなることもあります。性格によりますので、先住ねこちゃんの性格をよく把握し、新入りねこちゃんの性格もよく聞いて、じっくりと考えてあげましょう。
年齢について
年齢は近いほうが良いとされています。主な理由はごはんです。例えば、シニアのねこちゃんはごはんを少しずつ何回にも分けて食べる傾向があるので、置き餌をしていたとします。そこに食欲旺盛な若い新入りねこちゃんをお迎えしたら、置き餌を全部食べてしまうことがあります。ごはんの時はお部屋を分けるなどの工夫が必要です。年齢が離れていても、新入りねこちゃんも同じタイプの食べ方であれば、この点は心配無用です。
性格について
先述の「ひとりっこ」タイプのねこは、自分のテリトリーに他のねこが入ってくるのを好まず、かと言って積極的に追い払うわけでもなく、静かであることが多いです。先住ねこちゃんがひとりっこタイプの場合は、「他のねこちゃんが入ってこないスペース」を与えてあげるのがいちばんです。また、いつも人のお膝に乗っているような人にべったりなねこちゃんは、他のねこちゃんとお膝の取り合いになる状況になると、ストレスが溜まって問題行動を起こす場合もあります。新入りねこちゃんに別の人のお膝を割り当てたり、あまり人にベタベタしていないタイプの「つん」なねこちゃんをお迎えすると良いと言われています。
新たにねこちゃんをお迎えした場合、先住ねこちゃんを優先することが鉄則です。基本的に初対面のねこ同士は警戒します。中には大声で鳴いたり、威嚇をしたりするねこちゃんもいます。順序を守ってゆっくりと慣れてもらい、1ヶ月後には仲良く一緒に寝ているなんてこともありますので、焦らずゆっくり、ねこちゃんペースに合わせて慣らしてあげてください。
新入りねこちゃんは、最初はケージや別部屋にするなどをして、直接触れ合わないようにします。ケージの場合は布などをかけて、お互い見えないようにしておきます。お互いの匂いを嗅いで、威嚇をしないようになったら直接触れる機会を作ります。この時も急に取っ組み合いになることもあるので、少しずつ進めてください。
出会ったときから付かず離れず
また、春先は子ねこが生まれるシーズンでもあり、外にいたねこを直接保護しておうちに迎えられることもあると思います。その場合は、まずは動物病院で先生にしっかりと診てもらいましょう。外にいたねこちゃんにはノミ・ダニ・内部寄生虫がいる可能性が高く、おうちに入れてからすぐに先住ねこちゃんと接触をしてしまうと、あっという間にうつってしまいます。月齢によってはワクチン接種などの必要もありますので、先生に診てもらうまでは、先住ねこちゃんと直接接触させないようにしましょう。
やたらと布をかじるようになった、トイレ以外のところでおしっこをするようになった、新入りねこに飛びかかるようになった、隠れてしまって出てこなくなったなど、先住ねこちゃんに変化が起きたら要注意です。おうちに帰って最初に撫でるのは先住ねこちゃん、先にご飯をあげるのは先住ねこちゃんからなど、先住ねこちゃんをあからさまに優先してあげると、直ることもあります。
どうしても先住ねこちゃんのようすが戻らない場合は、新入りねこちゃんをケージの中に入れたり別部屋にして、ようすを見ながらゆっくりと距離を縮めてあげてください。もともと知らないねこ同士が仲良くなるのは時間がかかることですので、焦らず、ねこちゃんたちのペースで距離を縮めるようにしてあげることが大切です。
以上、多頭飼いをはじめるときに考慮しておきたい点について解説しました。すべてのねこちゃんが幸せに暮らせるよう、ぜひ参考にしてくださいね。
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Photo by Eric Han on Unsplash
そこで今回は、ウィズ・コロナ時代にねこと、そして動物病院とどのように向き合っていくべきか、国内外の獣医療サービスや業界の動向に詳しい獣医師・動物薬事コンサルタントの氏政雄揮さんに教えていただきました。
新型コロナウイルス感染症の流行による緊急事態宣言は解除されましたが、まだ東京や北海道などでは散発的に発生していますし、海外との交流が再開されるに連れて、今後全国で第二波の流行も危惧されています。まだ数年は新型コロナウイルスと共存することを覚悟しなければなりません。そこで「ウィズ・コロナ時代のねことの暮らし、動物病院との向き合い方」を考えましょう。
海外では新型コロナウイルスに感染した飼い主からねこに感染した例や、「ねこーねこ感染」を実験で確認した論文が発表されています。そのため、ねこを家の外に出さないなど適切な飼育環境を維持して、飼い主さんが感染した場合は可能な限り濃厚接触を避けて下さい。でも、もし飼い主さんからねこに感染した場合でも2週間程度でねこの体内からウイルスが検出不可能なレベルに低下すると報告されています。隔離期間を設ければウイルスはねこの体内から排出され、通常の生活に戻ることができます。
家庭で適切に飼育されている状況では、ねこから人に感染させるリスクは非常に低いと考えられており、報告もありません。ミンクから人に感染した例ではミンク牧場という特殊な飼育環境が関係していると考えられます。
写真は(公社)東京都獣医師会が作成されたポスターですが、東京都だけでなく他の道府県でも動物病院ではこのような三密(密集・密閉・密接)対策やその他の対策を行っています。感染が再流行したときには、さらにマスク、手袋、ゴーグルなどの個人用防護具を使用するなど、十分な感染防御策がとられると思います。
(公社)東京都獣医師会のポスター
新型コロナウイルスは人から人に感染する病気ですので、まずご自身の感染対策(手洗い、消毒、三密対策など)をしっかり行って下さい。そしてもし飼い主さんが感染してしまって動物病院に連れて行けない事態が生じたり、ねこを預かってもらったりする場合に備えて、家族や親しい友人とその準備について話し合っておくことをお勧めします。また有料ですがペットホテルや動物病院にねこを連れて行ってくれるサービスもあるので、あらかじめ調べておくと良いでしょう。
腎臓病や心臓病など慢性疾患をもつねこを飼っていらっしゃったら、とても心配なことと思います。飼い主さんの在宅ワークの前後でねこの体調の変化があるかもしれません。少しでも不要不急の来院を減らすためには、日頃からねこの食事量や飲水量、おしっこやウンチの量と回数、体重などを記録する習慣をつけましょう。トレッタのアプリではメモも追加できるので便利です。動物病院での滞在時間を短くするために、事前に電話での問診やオンライン診療が可能かをたずねてみても良いと思います。また、普段よりも長期間分のお薬の処方をお願いしたり、カード決済や電子マネーなど非接触で支払いが済ませられると安心ですね。また、病院の通販が可能なところも増えてきましたので、その利用も選択肢の一つです。また、ご自身の体調が悪い場合には、来院を控える勇気をもって、前述の別の方法をご検討ください。
飼い主さんとねこちゃんが共に長く健康でいられるようお祈り申し上げます。
引用:公益社団法人東京都獣医師会公表資料
北海道大学獣医学部卒業、同大学院獣医学研究科修士課程修了、獣医師。 大学院では人と動物の共通感染症を研究し、現在は動物薬事コンサルタントとして動物用医薬品や診断薬の開発を支援するほか、(公社)日本獣医師会、(公社)日本薬剤師会をはじめ、全国での講演や執筆も多数。国内外の獣医療サービスを調査し、業界の動向分析も行う。
ひとこと妻とねこと犬たちと一緒に暮らしています。今まで犬派だと思っていましたが、ねこと暮らして自分がねこ派であることが判明しました。獣医業界の発展を通じて、飼い主さんと動物たちが幸せに暮らせるよう従事しています。妻と保護主として動物保護活動にも取り組んでいます。
トレッタねこ病院の獣医師が、ねこの病気を徹底解説!
一般的には「猫風邪」と呼ばれる「猫上部気管感染症」について解説します。ねこ同士も感染するので、多頭飼いさんはよく読んで、理解しましょう。
猫風邪は、猫上部気管感染症という診断名の俗称で、感染症のひとつです。くしゃみや鼻水、結膜炎、涙目など様々な症状を引き起こします。重症化すると肺炎を引き起こすことがあります。“風邪”の俗称の通り、ねこ同士でうつりやすいため、多頭飼いされている場合は注意が必要です。
原因となる微生物は、猫ヘルペスウイルス1型や猫カリシウイルス、時にはクラミジア(*)とさまざまです。
* いずれも人にはうつりません。
猫風邪の原因のほとんどを占めると考えられている「猫ヘルペスウイルス1型感染症」は、猫風邪の症状が消えても完治はしません。ウイルスの一部は、体の内部に潜んでしまうので、完全に体から排除されないという特徴を持ちます。そのため、ねこが何らかの原因で免疫力が低下するとウイルスが再び増加してしまい、猫風邪の症状が振り返すこともしばしばあります。子猫で衰弱している場合などでない限り、致命傷に至ることはありませんが、症状の悪化で結膜炎や食欲の減退を起こすため注意が必要です。
視診と問診、触診で総合的に判断し、鼻水や目の検査をして細菌の感染がないかチェックします。ウイルスのチェックは、専門機関での遺伝子検査になります。場合によっては、胸のレントゲンをとって肺炎かどうかチェックすることもあるかもしれません。
目薬や飲み薬の抗生剤を処方しますが、実は抗生剤はウイルスには効果がありません。動物の抗ウイルス薬はほとんどないため、抗生剤により二次感染(猫風邪をひいた状態で別の細菌に感染すること)による悪化を防ぎ、安静にして、ねこ自身による回復を待ちます。重症の子には抗ヘルペス薬の目薬を処方することもあります。
以上、今回は猫風邪(猫上部気管感染症)について解説しました。ねこの風邪はあなどれませんね。少しでも風邪っぽい症状が見られたら、獣医師に相談してみましょう。
少しでもねこを愛する皆様のお役に立てればと思います。
全てのねこの健康と、幸せな毎日を願っております。
トレッタねこ病院の獣医師が、ねこの病気を徹底解説!
今回は、様々な症状を引き起こす、ねこの「アレルギー」について解説します。
※人間の「猫アレルギー」ではありません!
Photo by Damir Kopezhanov on Unsplash
アレルギーとは、免疫の異常反応によってからだの組織を傷つけてしまうことです。ねこのアレルギーは主に皮膚炎として現れるのが特徴的です。その他の症状としてはくしゃみや鼻水、涙目、結膜炎、嘔吐、下痢、外耳炎があります。ねこは、皮膚に痒みが発生するとからだを引っ掻いたり舐めすぎたりすることで、周囲の眼や皮膚状態などをさらに悪化させてしまうことが多いです。
アレルギーの種類
・食物アレルギー
・猫アトピー性皮膚炎
・ノミアレルギー反応性皮膚炎
・蚊刺咬過敏症
食物アレルギー
アレルギーとして想像しやすい食事性のもの。代表的な食べ物として牛肉、魚、鶏肉、小麦、トウモロコシ、卵などがあります。かかりやすい品種としてはシャムやアビシニアンなどが挙げられます。
猫アトピー性皮膚炎
花粉、ほこり、羽毛、ダニなどが原因となる皮膚炎です。
ノミアレルギー反応性皮膚炎
名前のとおりノミに嚙まれることで起きるアレルギーです。日本ではノミの発生時期に併せて、夏~秋に好発する傾向があります。
蚊刺咬過敏症
蚊に刺されることで起きるアレルギーです。特に耳と鼻部分の皮膚炎を起こします。日本では蚊の発生時期に併せて夏~秋に好発する傾向があります。
食物アレルギー
特定の食物を除外した食事を一定期間続ける「除去試験」や、アレルゲン物質を特定する血液検査を行います。治療としては主に食事から原因物質の除去をすることで改善がみられます。
猫アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は除外診断(消去法的診断)によって診断されます。他の皮膚疾患やアレルギー、感染症疾患を除去していき、痒みが発生している部位などから判断します。治療は薬物療法で内服薬やシャンプーなどによる治療と、特定原因物質の除去が大切になります。
ノミアレルギー反応性皮膚炎
ノミの虫体やノミの糞の確認が重要になります。治療としては駆虫薬によるノミの駆除、生活空間や環境中のノミの駆除をすることが大切になります。
蚊刺咬過敏症
蚊の忌避が第一優先になります。外に出さない、ベランダなどの行き来を控えることが大切です。
以上、今回はねこのアレルギー症状について解説しました。かわいらしいねこのくしゃみや、からだを引っ掻く姿も、頻発していたら実はアレルギーかもしれません。少しでも不安になったら、かかりつけ医に相談してみましょう。
少しでもねこを愛する皆様のお役に立てればと思います。
全てのねこの健康と、幸せな毎日を願っております。
トレッタねこ病院の獣医師が、ねこの病気を徹底解説!
「涙目」にかかわる病気についてお届けしています。今回は、ねこ同士のケンカなどが原因で目を傷めてしまう「外傷」について解説します。
Photo by Charlie Deets on Unsplash
まぶたの怪我や、眼球表面、特に角膜の傷をさすことが多いです。
その症状、外傷かも!
・喧嘩をしたあとからの様子の変化
・眼や眼の縁が赤くなった
・眼を気にして掻く
・眼が開きにくいまたは閉じている
動物同士の喧嘩では、本能的に相手の目を狙うことがあります。他のねこや他の動物と喧嘩しての際に傷を作ることがあります。また、稀にシャンプーが目に入ることによって、角膜の表面に薄く傷がついてしまうこともありますのでご注意ください。
ほかの子たちと遊んだ後に、しきりに眼を気にしている様子があれば、受診を検討しましょう。また、みるからに傷がある場合はなるべく早めの受診をお勧めします。角膜の傷が深かったり、悪化してしまうと手術が必要になったり、失明してしまうこともあります。
目の表面に傷がないかを専用の薬品を使って検査します。また、同時に細菌感染がないかどうかもチェックします。角膜に傷がある状態で細菌感染がある場合、適切に治療されないと失明に繋がることがあります。
治療は抗生剤の飲み薬と点眼を一緒に使うことが多いです。また、ねこ自身が気にして掻いて悪化させてしまうことも多いため、治療の一環としてエリザベスカラーの着用が必要になるでしょう。エリザベスカラーは嫌がる子もおりますが、自分で眼を掻くと傷を悪化させてしまいます。傷が治るまでのしばらくの間は我慢してつけることを推奨します。抗生剤は処方された場合は獣医師さんに指示された一日の量と期間をしっかり守りましょう。誤った使い方をすると再発や薬が効かなくなってしまう原因になります。
以上、今回は目の外傷について解説しました。ねこ同士のバトルが勃発したあと、目を気にするようなそぶりを見せたら、ぜひ参考にしてくださいね。
少しでもねこを愛する皆様のお役に立てればと思います。
全てのねこの健康と、幸せな毎日を願っております。
トレッタねこ病院の獣医師が、ねこの病気を徹底解説!
「涙目」にかかわる病気についてお届けしています。今回は、ねこ同士のケンカなどが原因の外傷などから発生してしまう「細菌感染」について解説します。
Photo by Charlie Deets on Unsplash
目ヤニが黄色または緑色であると細菌感染の可能性が高いです。通常の目ヤニは赤茶であることから、色に変化が見られたら注意が必要です。傷から感染することが多いので、他のねことケンカをした・何らかの原因で眼を怪我したことに心当たりがありましたら、診察時に獣医師さんにお伝えして傷がないかを注意してみてもらいましょう。
その症状、細菌感染かも!
・結膜炎(詳細はこちらもチェック)
・食欲の低下
・眼を気にして掻く
眼に細菌がいないかをチェックします。具体的には、まぶたの裏側を眼用の綿棒で優しく拭って細胞をとり、専用の染色液で染めた後に顕微鏡でみます。同時に、検査用のライトと拡大鏡を使ってまぶたの裏や眼球に異常がないかもチェックすることもあります。場合によっては、遺伝子検査を行うこともあります。
抗生剤の内服と点眼を併用することが多く、インターフェロンなども入れた点眼を用いる事もあります。ねこが眼を気にする場合は、自分で掻いて悪化させないようエリザベスカラーも検討しましょう。抗生剤は処方された場合は獣医師さんに指示された一日の量と期間をしっかり守りましょう。誤った使い方をすると再発や薬が効かなくなってしまう原因になります。
以上、今回は目の細菌感染について解説しました。いつもと違う目ヤニが見られたら、ぜひ参考にしてくださいね。
少しでもねこを愛する皆様のお役に立てればと思います。
全てのねこの健康と、幸せな毎日を願っております。
トレッタねこ病院の獣医師が、ねこの病気を徹底解説!
「涙目」にかかわる病気についてお届けしています。今回は、結膜が赤く充血して炎症を起こしてしまう「結膜炎」について解説します。
Photo by Charlie Deets on Unsplash
結膜炎とは、結膜が赤く充血して炎症を起こしている状態をさします。結膜とは、白目(しろめ)とまぶたの裏側を覆っている半透明な膜のことで、結膜が炎症を起こすと、涙が出たり眼を気にするようになったりします。程度により、眩しそうにして眼を細めたり、開けにくそうにしたります。酷くなると、完全に閉じてしまうこともあります。
その症状、結膜炎かも!
・眼や眼の縁が赤くなった
・眼を気にして掻く
・眼が開きにくいまたは閉じている
・鼻水、くしゃみ
・食欲の低下
眼の炎症を引き起こすものは全て原因となります。ねこで多いのは、ウイルスや細菌などの微生物が引き起こす感染症によるものと、ぶつけたり傷つけたりして起こる外傷性、免疫の反応によって起こるアレルギー性になります。
例えば、感染性の結膜炎の代表として猫風邪による結膜炎があります。猫風邪は、猫ヘルペスウイルス1型感染症(FHV-1)や猫カリシウイルス、クラミジア感染症などをひっくるめて呼ばれている病気です。特に子猫の時に要注意ですが、猫風邪をこじらせるとひどい結膜炎を引き起こし、瞬膜癒着(猫特有の白っぽいまぶた「瞬膜」が眼の表面に付着して残ってしまうこと)が起こって眼が開きにくくなる場合があります。
※一般的には「猫風邪」と呼ばれていますが、診断名では「猫上部気道感染症」となります。
結膜炎の炎症の原因を探します。目に細菌感染がないかどうかチェックし、場合によってはウイルスの検査をするかもしれません。こちらは診察した獣医さんと相談してみて下さい。
検査をし、原因がわかれば治療となります。治療内容は原因によって様々ですが、目薬とエリザベスカラーをつけると思ってください。結膜炎は痛いし痒いので、ねこは気にして触ってしまいます。触ると悪化してしまうので、いくら治療してもよくなりません。エリザベスカラーを嫌うねこちゃんも多いかと思いますが、飼い主・ねこちゃん共に、頑張るところになります。抗生剤を処方してもらった場合は、獣医師さんに指示された一日の量と期間をしっかり守りましょう。誤った使い方をすると再発や薬が効かなくなってしまう原因になります。お薬がうまく飲ませられない場合も獣医さんに相談してみてくださいね。
以上、今回は結膜炎について解説しました。ねこちゃんが目に違和感を感じているように見られたら、参考にしてくださいね。
少しでもねこを愛する皆様のお役に立てればと思います。
全てのねこの健康と、幸せな毎日を願っております。
トレッタねこ病院の獣医師が、ねこの病気を徹底解説!
まずは、「涙目」にかかわる病気について。今回は、涙の通り道が詰まってしまう病気「鼻涙管閉塞」を解説します。
Photo by Charlie Deets on Unsplash
ねこの目元が涙でよく濡れていることはありませんか?実は、動物には涙が目から鼻に抜ける通り道の管があります。その管が鼻涙管(びるいかん)と呼ばれています。
この涙の通り道が詰まると、鼻に排出される涙が溢れてしまい、目元が濡れる原因となります。濡れている状態が続くと、その部分で細菌が増えてしまいます。その結果、皮膚が荒れてしまったり、目に感染を引き起こしてしまうのです。また、白い体毛の子だと、涙やけといって毛に茶色っぽい色がついてしまうことがあります。
鼻涙管が詰まってしまう原因はいくつかあります。
一つは品種によるものです。純血種のねこは品種改良によって鼻が潰れていたり、短くなっている品種がいます。そのような品種では、生まれつき鼻涙管の流れが悪かったり、鼻涙管の構造が正常でないことがあります。
鼻涙管閉塞にかかりやすい猫種一覧(例)
もう一つは疾患による閉塞です。鼻涙管の中に細菌が入り込んで炎症を起こすと、組織が腫れてしまい、鼻涙管が詰まってしまいます。他にも目の疾患や鼻腔内の疾患によっても詰まってしまうことがあります。また、ひどい結膜炎にかかってしまうと鼻涙管開口部付近の組織が癒着を起こしてしまい、鼻涙管がほとんど通らなくなることがあります。
鼻涙管が閉塞しているかどうかの検査は、色のついた薬剤を目に数滴垂らし、その液体が鼻から出てくるのかをチェックする簡単な方法で行います。通常、この検査は、角膜に傷がないかどうかのチェックと同時に行うことが多いです。
治療は原因の除去が第一です。感染や炎症が原因の場合は抗生剤の投与や場合によっては消炎剤の投与になります。かかりつけの獣医師の処方にしたがって投与してください。
品種などの体質による閉塞の場合は、日頃から涙を拭いてあげるなどして目元を清潔に保ちましょう。
以上、今回は鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)の解説を行いました。ねこちゃんに涙の症状が見られたら、ぜひ参考にしてくださいね。
少しでもねこを愛する皆様のお役に立てればと思います。
全てのねこの健康と、幸せな毎日を願っております。
日頃よりトレッタをご利用いただきありがとうございます。今回は、トレッタをご利用中のみなさまに、オンラインでご参加いただける個別フードカウンセリングのご案内です。
キャットフードについて、こんなお悩みはありませんか?
・今食べているごはんがうちの子に合っているかわからない
・最近食いつきが悪い
・ごはんを食べた後吐いてしまうことがある
etc...
フード選びは、ねこちゃんに健康に長生きしてもらうためにとても大事!
ねこちゃんのためを思って選んだつもりでも、選び方を間違えればかえって健康に良くない影響を及ぼしてしまうこともあります。
でも、フードについて改めて相談する機会ってあまりないですよね。
トレッタねこ病院の獣医師・看護師が、ねこちゃんのフードに関するご相談を承ります。
「うちの子には何が合っている?」
「ドライフードとウェットフード、どう使い分けたらよい?」
「療養食を食べてくれない場合はどうしたらよい?」
など、日頃のフードに関するお悩みを、この機会にぜひご相談ください!
■参加資格
トレッタをご利用中の方
■詳細
時間:予約制で1枠30分
頭数:2頭までご相談をお受けいたします。
※参加回数に制限はございませんので、2頭以上のご相談をご希望の際は改めてご予約をお願いいたします。
■ご予約の流れ
ご参加いただくには、往診予約ページからご予約が必要です。
※ご予約に際してメールや問診票等のご案内が、一部往診向けとなっております。ご了承ください。
①LINEから往診予約ページを開く
トレッタねこ病院のLINEアカウントにあるメニュー画面の「往診予約」をタップ。
②往診予約ページから予約
※STEP1に交通費および駐車場代の説明が表示されますが、オンラインのため必要ありません。
※STEP2に往診エリアに関する説明が表示されますが、ベーシックプランにご加入で往診対象外の方もご参加いただけます。
そのまま下にスクロールしてください。
ご予約内容の選択にて
・メニュー:フードカウンセリング
・地域:フードカウンセリング
をお選びください。
また、ご都合に合わせてご予約日時をお選びください。
予約内容の確認画面が開きます。
受付・キャンセルに関する注意事項をお読みいただき、「予約する」をタップしてください。
こちらで仮予約が完了です(ご予約画面は閉じても問題ありません)。
仮予約が完了すると「仮予約メール」が届きます。
③予約確定メールが届く
翌営業日以降に「予約確定メール」が届きます。この時点でご予約が確定します。
④問診票の提出
予約確定メールが届いたら、問診票のご提出をお願いいたします。
予約確定メールに記載のURLまたはLINEのメニューから往診予約ページを開き 、ページ下部「ご提出はこちらから」ボタンをタップし、問診票の記入ページを開きます。
往診に合わせたご質問内容になっていますので、訪問先住所に「フードカウンセリング」とご記入いただき駐車場欄では「自宅駐車場」をご選択ください。 その他のご質問はねこちゃんに合わせてご回答をお願いいたします。
⑤予約番号をLINEで送信
問診票の提出完了したら、トレッタねこ病院LINEアカウント宛に予約確定メールに記載の予約番号とご氏名を送信してください。
病院側にてLINEアカウントのご確認が取れましたら、当日使用するオンライン会議ツールZoomのURLをお伝えいたします。
⑥いよいよ当日!
専用のURLよりZoomへご参加いただき、フードカウンセリングのスタートです!(ねこちゃんのご参加も大歓迎です♡)
ご希望の方には、相談の中で見つかったフードのサンプルを後日郵送にてプレゼントいたします。
※かかりつけ医の指示で、療法食を食べているねこちゃんは、念のためかかりつけ医とご相談ください。
注意事項
・ご予約に際してメールや問診票等のご案内が、一部往診向けとなっております。ご了承ください。
・オンライン相談にはZoomを使用いたします。
スマートフォンからのご参加には、事前にアプリのインストールが必要となります。アプリのインストールが難しい方はLINEにてご相談ください。
・カメラをオフにしての参加も可能です。
ご不明な点等ございましたら、トレッタねこ病院LINEアカウントまでお気軽にご質問くださいませ。
みなさまのご参加、お待ちいたしております!
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ねこ柄の白黒とは、白地に黒、または黒地に白のような毛色をしたねこのことです。白黒の割合はねこごとに異なります。白が多い場合は「白黒ねこ」、黒が多い場合は「黒白ねこ」と呼ぶこともあるとか。
ポピュラーな白黒といえば「ハチワレ」!鼻筋を界に八の字に色が分かれている
白黒の分量、模様の入り方も十ねこ十色
こちらの個性的なお顔柄のねこさんは、白多めのタイプ
瞳の色は、黒の割合(メラニンの量)によって変わりますが、イエローなどのゴールド系や薄いグリーン系の色が多いです。肉球はピンクが基本で、ブチが入ることも。白多めの場合は足全体が白くなりやすいのでピンクが多いのだとか。黒多めだとブチが入りやすいと言われています。
右のねこの瞳がグリーン系、左のねこはゴールド系
ブチ入りのツウ好みな肉球
白黒ねこには、色の割合や入り方によって専門的な呼び名があります。
頭やしっぽだけに色が付いた「バン」
頭やしっぽに加えて背中にもポツポツ色が入った「ハーレクイン」
白黒が半々くらいの柄は「バイカラー」
ほとんどが黒で白い部分が少ない柄は「ミテッド」
白黒ねこは、タフで生命力にあふれるねこが多いと言われています。というのも、一説によると野良ねこでもっとも多いのがこの白黒なんだとか。過酷な野良生活を乗り切れるのも、タフな白黒ねこだからこそなのかもしれません。
また、白黒の割合によって性格が異なるという説もあります。白が多いねこは警戒心が強くて人見知り、黒が多いねこはおおらかで人懐っこい、などと言われています。
黒多めの子ねこたち、持ち前のフレンドリーさで抱っこも上手!
新入りの赤ちゃんねこにも優しいのは、おおらかな黒多めだから?
人懐こい視線でこちらを見つめる、タキシードデザインのねこさん
ユニークな牛柄が魅力的なねこさんは、どんな性格?
一口に白黒といっても個性さまざま、奥が深いのです
白黒ねこの世界、いかがでしたか? 白黒の割合や模様の入り方でも、それぞれ個性があっておもしろい白黒ねこ。詳しく知れば、ますます大好きになるかも!
こちらの記事は、弊社が以前運営していた「toletta mag.」に2019年5月16日に公開された記事を再編集したものです。
三毛とは、「白、黒、オレンジ」の3色が入った毛色のこと。各色の割合はねこによって様々です。
代表的な三毛模様、いわゆる「黒三毛」
毛色を薄くする遺伝子が加わると、全体的に淡い毛色の「薄三毛」に
全体的に白が多く、黒やオレンジのブチが少しだけ入る模様は「とび三毛」
肉球はピンクが多く、うーちゃんのように黒いブチが入ることも
瞳はゴールド系が多い。グリーンやブルーになることも
三毛ねこのほとんどがメスという話はご存知かもしれません。毛色をオレンジにする遺伝子と黒にする遺伝子は性染色体Xにしかないため、通常はメスしかその両方の色を持つことができないためです。しかし、ごく稀にオスの三毛ねこが生まれることも。そのオスは特殊な性染色体を持っていて、一説によれば3万頭に1頭の確率でしか生まれないのだとか。そのため三毛ねこのオスは珍重され、昔は船の守り神として同船させたというお話もあります。
ミケはほとんどがメスなので、性格の傾向にもメスらしさが表れていると言われます。「気まぐれ」「クール」といったツンとした表情の一方で、「思いっきり甘えてくる」デレっとした一面を見せてくれるところがたまらないという熱狂的ファンも多いです。このツンデレ具合でたくさんの人を魅了している、ファムファタルな三毛ねこさん…!
クールで気が強く、頑固な一面も。媚びないところがまた魅力!
また、三毛ねこは執念深く頑固なところがあるとの声も聞かれます。これは、三毛ねこが国内外で人気の高い毛色であることから、人に媚びずとも生きていける環境にあることが関係しているとの説も。三毛ねこの小悪魔的な魅力に、世界中の人々が夢中なのかもしれません。
一つのことにとてもこだわる頑固なところが
うーちゃんのツンデレっぷりにちゃまも夢中
頑固なお嬢様キャラ、だけどみんな大好きな三毛猫さん
三毛ねこさんの傾向をご紹介しました。あなたの知っている三毛さんにも、こんな一面はありませんか? 性格の傾向を知って、もっと仲良くなれたらいいですね!
こちらの記事は、弊社が以前運営していた「toletta mag.」に2019年5月16日に公開された記事を再編集したものです。
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茶トラは大らかな性格が多いという(モデル=サノスケ)
アメリカでは「レッドタビー」「ジンジャー」などと呼ばれる茶トラ。オレンジに近い明るい茶色のトラ柄は、野生のねこにはもともとなかった毛色です(野生ねこはもともとキジトラでした)。
茶トラはその昔、トルコ付近で生まれたという説があります。そこからアジアへと広まり、日本には江戸時代ごろに入ってきたとか。江戸時代以降の日本の浮世絵などには茶トラや三毛の猫が描かれていますが、それ以前の絵画にはこうした毛柄のねこは登場しません。ですから、茶トラは日本では比較的新しい毛柄だと言われています。
ちゃまのように白が入った「茶白」も多い
瞳の色はイエローに近いゴールド系
肉球はほとんどがピンク色
しっぽの先は白や薄いオレンジなどの淡い色
実は、茶トラはオスに多い毛柄。オスのおよそ3割が茶トラになると言われています(メスでは1割未満)。そのため、茶トラの性格にはオスらしい傾向がよく現れています。
飼い主さんから聞かれる意見で多かったのが、とにかく「食いしん坊」との声。弊社スタッフからも「ねこ社員のちゃまはとにかく食い意地おばけ。普段はあまり人に寄り付かないくせに、ごはんの時間にはスリスリゴロゴロと寄ってくる」との証言が。要求がストレートでわかりやすいのが茶トラ男子の共通項なのかもしれません。
そのほか「細かいことを気にしない大らかな性格」「おとぼけ行動が目立つ」とも言われています。みんなに愛される天然キャラ的な位置付けで、茶トラの周りはいつも笑顔が絶えなさそうですね。
空っぽのお皿を尻目に、満腹の表情。体が箱から溢れてるけど気にしない(モデル=つくも)
いたずらする顔もどこかファニー。好奇心旺盛なねこが多い(モデル=つくも)
ちょっとのことでは怒らない穏やかさが魅力!
あなたの周りの茶トラねこにもあてはまっていませんか?
よーく観察してみましょう。ねこの性格をきちんと把握して接することで、お互いがより心地よく暮らせますよ!
こちらの記事は、弊社が以前運営していた「toletta mag.」に2019年5月16日に公開された記事を再編集したものです。
キジトラは野生ねこの保護色であり、さまざまなねこ柄の元祖と言えます。茶色ベースに黒っぽいしま模様が全身に入った柄で、鳥のキジに色味が似ていることがその名の由来。茶色味が少しでもあればキジトラ、まったく茶色味がなくグレーっぽい場合はサバトラです。キジトラは正式には「ブラウン・マッカレルタビー」と呼ばれる毛柄。遺伝的に強いので、現在の日本でも多く見られるねこ柄です。
野生ではもっとも敵から見つかりにくい色だった!
ゴールド系の瞳が多い
しっぽの先は黒になる特徴が
肉球は黒や濃い茶色
しまが切れて斑点模様になった場合は「スポッテッドタビー」
キジトラはもっとも野生的なねこ柄。そのため、ねこ本来のワイルドさが残っており、運動神経抜群なねこが多いと言われています。興奮するとつい野生モードを発揮しすぎてしまうことも…! さらに、野生で生きていくために不可欠だった警戒心や慎重さを併せ持っているので、人と打ち解けるまで時間がかかるタイプでしょう。その一方で、一度打ち解けてしまえばとことん相手に気を許す傾向があり、とても甘えん坊になるとも言われています。
ワイルドだけど人見知りな憎めないやつ!
ねこらしいワイルドな身のこなし!
高いところもスイスイ登ります
びっくりするような場所でくつろいでみたり(モデル=すもも)
キャットタワーの上でドヤ顔
男の子の兄弟より前に出るたくましさも!(モデル=つくも、すもも)
人見知りだけど、一度心を許せばデレデレに
キジトラさんの性格、いかがでしたでしょうか?
当てはまるところがないか、あなたの周りのキジトラさんをよーく観察してみてくださいね!
こちらの記事は、弊社が以前運営していた「toletta mag.」に2019年4月23日に公開された記事を再編集したものです。