細菌感染 | ねこの涙目、考えられる病気とは?

トレッタねこ病院の獣医師が、ねこの病気を徹底解説!
「涙目」にかかわる病気についてお届けしています。今回は、ねこ同士のケンカなどが原因の外傷などから発生してしまう「細菌感染」について解説します。


Photo by Charlie Deets on Unsplash

目の細菌感染の症状とは?

目ヤニが黄色または緑色であると細菌感染の可能性が高いです。通常の目ヤニは赤茶であることから、色に変化が見られたら注意が必要です。傷から感染することが多いので、他のねことケンカをした・何らかの原因で眼を怪我したことに心当たりがありましたら、診察時に獣医師さんにお伝えして傷がないかを注意してみてもらいましょう。

その症状、細菌感染かも!

・結膜炎(詳細はこちらもチェック
・食欲の低下
・眼を気にして掻く

検査はどうするの?

眼に細菌がいないかをチェックします。具体的には、まぶたの裏側を眼用の綿棒で優しく拭って細胞をとり、専用の染色液で染めた後に顕微鏡でみます。同時に、検査用のライトと拡大鏡を使ってまぶたの裏や眼球に異常がないかもチェックすることもあります。場合によっては、遺伝子検査を行うこともあります。

治療方法・対処方法は?

抗生剤の内服と点眼を併用することが多く、インターフェロンなども入れた点眼を用いる事もあります。ねこが眼を気にする場合は、自分で掻いて悪化させないようエリザベスカラーも検討しましょう。抗生剤は処方された場合は獣医師さんに指示された一日の量と期間をしっかり守りましょう。誤った使い方をすると再発や薬が効かなくなってしまう原因になります。


以上、今回は目の細菌感染について解説しました。どんな病態かおわかりいただけたでしょうか。いつもと違う目ヤニが見られたら、ぜひ参考にしてくださいね。

少しでもねこを愛する皆様のお役に立てればと思います。
全てのねこの健康と、幸せな毎日を願っております。

この記事を書いた人

浅見 優樹

トレッタねこ病院 院長
浅見 優樹

北里大学獣医学部獣医学科 卒業、College of Veterinary Medicine Purdue University International Clinical Rotation Extern 修了。都内ねこ専門病院で毎日猫の診療に従事する傍ら、多数の保護猫の処置も経験。現在、トレッタねこ病院院長。

ひとこと
山間の小さな町に生まれ小さい頃から動物に囲まれて育ちました。ねこちゃんはもちろん動物のことが大好きです。今は保護猫と飼育放棄犬とともに暮らしています。常にねこちゃん達への親しみのこもった優しい診療、治療、また飼い主様への丁寧な説明を心掛けています。 猫と人が健康で幸せな未来をトレッタとともに創れますように。

 

宮城 太輔

トレッタねこ病院 獣医師
宮城 太輔

北海道大学獣医学部獣医学科 卒業、京都府の動物病院にて約4年間小動物臨床医として勤務。

ひとこと
ねこちゃんも長寿化が進んできておりますが、長く健康に過ごしてもらいたいものですね。ねこの健康寿命を伸ばすためには、健康管理、予防医療、病気の早期発見・早期治療、疾患のコントロールの正確化、などを実現していく必要があります。テクノロジーの力がこれらをより身近かつ手軽な形で実現していく。そして、人とねこの幸せが増えていく。そんな未来をトレッタと一緒に作っていきたいと願っております。