ねこがトイレを我慢してしまう

ねこがトイレの我慢をしてしまう


ねこがトイレに対して何らか不快感を感じたり、身体の異変がある場合はトイレを我慢している可能性があります。また我慢することで便秘や、病気になってしまうことも!ねこが抱えるトイレ問題を解決して、ねこに快適にトイレをしてもらいましょう!

 

ねこがトイレを我慢する原因として大きく2つの原因があります。

1つはトイレに問題があること、2つ目はねこの身体に問題がある場合です。


〇トイレが原因の場合


・トイレが汚れている


 綺麗好きなねこは汚れを気にします。便があったり汚れている場合、自分の身体に触れることを嫌がりトイレを我慢してしまう場合があります。定期的にトイレの掃除やトイレの砂の交換を行いましょう。また、排泄物に気付いた時はなるべく早めに取り除いてあげましょう。トイレ砂の量を排泄物が掻いたら隠れる程度まで入れてあげることも大切です。


・トイレ砂が気に入らない


 トイレ砂も様々な種類や形があります。種類は紙製や木製、鉱物、最近はシリカゲルのものや形も小さいものから大きめの粒まで様々です。ねこのお気に入りはその子毎に異なることがあります。ねこも砂にこだわりのある子からどの砂でも大丈夫、砂がない方が良いという子など様々です。

 砂を気にいってくれているか見分けるためにトイレをちゃんと使ってくれるか、トイレにちゃんと入っているか確認しましょう。もし、なかなか使わないことや砂をなるべく踏まない様にしている場合は気に入っていない可能性があります。ねこの様子と相談しながら一番良いものを見つけてあげることをお勧めいたします。


・他のねこの臭いがする


 他のねことの共用の場合は他のねこの臭いを気にすることがあります。多頭飼育の場合はトイレの数を頭数+1または仲の良いねこグループの数+1が良いと言われておりますので、今一度トイレの数を見直してみましょう。また、多頭の場合はこまめに掃除や砂の交換も短い期間で行う必要があります。


・トイレの形状や形が好きではない


 トイレが自分の身体より小さい、狭い、不安定であるなどのことがあると落ち着いてトイレをすることが出来ず、我慢してしまうことがあります。ねこのトイレの様子を観察して使いにくい様子がないか、また成長期や品種など体格に合わせたトイレ選びをすることが大切です。


・トイレが騒々しいまたは不快な場所にある


 トイレ自体に問題がなくともトイレの周りの環境が気になって我慢してしまうことがあります。特に音のする電化製品の周りや人の出入りの激しいところなど、騒音のあるところでは落ち着いてトイレをすることが出来ません。トイレの置く場所もなるべく静かで落ち着ける場所を選んで置いてあげましょう。


・猫がトイレを使用するときに悪い経験をした(トラウマ)


 ねこちゃんがトイレにいるときに驚いたり、痛い思いをするとトイレをしなくなってしまうことがあります。不安定なトイレで乗ったらひっくり返ったり近くで突然騒音がなり始めるなど、ねこを驚かせてしまうようなことが起きないように注意が必要です。こちらもトイレの設置場所や、ねこがトイレをしている時は干渉したり騒音をたてないように気を付けましょう。



〇ねこの身体的問題等がある場合


・排尿、排便時に痛みがある(便秘、肛門周囲の痛み)


 トイレで排尿や排便時に痛みがあるとトイレが出来なかったり、我慢してしまう場合があります。トイレで呻くような声を出したり、トイレ中によく鳴く仕草をする場合は注意が必要です。こちらは便秘などで固い便で肛門が傷ついてしまっている場合や、膀胱や尿道に痛みがあると起こりやすいです。なにかいつもとトイレの様子が違う場合は、早めに動物病院に受診し肛門周囲などに異常がないかよく診察してもらいましょう。


・関節に痛みがある


 高齢ねこに多いのが関節の問題です。歩けていてもトイレで踏ん張る姿勢は通常以上に足腰などの関節に負担が掛かります。排尿・排便時に痛くて踏ん張れないことや姿勢を取りにくい様子がないかみてあげましょう。また、普段から歩いたりジャンプする様子に変化がないか、様子を見てあげることも大切です。動物病院での受診や関節をサポートするサプリ、高齢ねこのために生活環境の段差を少なくしてあげることなどの工夫も、関節の悪化や補助をしてあげるために大切です。


まとめ


 ねこがトイレを我慢してしまう原因は様々です。我慢している様子がある場合やなかなかトイレをしない場合はねこの排尿・排便時の様子やトイレ周囲での行動をよく観察して、問題を見つけて解決する必要があります。なにか問題がある場合は動物病院での診察や獣医師に相談して解決してあげることが大切です。


執筆 浅見優樹

共著 宮城太輔