尿石症

ねこは性質上、飲水量が少なく膀胱に尿を貯留する時間が長いため、膀胱をはじめ腎臓や尿管、尿道などに尿石とよばれる結石が出来やすい傾向にあります。尿石は膀胱炎の原因になったり、尿道や尿管に詰まってしまい腎臓や命にかかわることもあります。


・症状は?

結石の位置や状態によって様々な症状が現れます。※詳細はリンクを参考

 ・膀胱炎
 ・尿毒症
 ・腎機能の異常

ねこの尿石症の原因となる結石はストルバイト結石とシュウ酸カルシウム結石が90%を占めています。以前はストルバイト最近ではシュウ酸カルシウムが増えてきていると報告があります。



・結石別の特徴

ねこの尿石症は代表的な2種類の結石があります。それぞれでできやすい条件や原因、治療方法が異なります。


◆ストルバイト結石

・アルカリ尿で形成されやすい
・療法食で溶かすことができる
・食事の影響が強いと考えられている

◆シュウ酸カルシウム

・酸性尿で形成されやすい
・療法食では完治は期待できず、外科的手術が必要
・最近、増加傾向にあると言われている


・検査

色々な検査から原因を判定します。

・尿検査:pHなどの尿の性状の確認、結晶・細菌の発見など
・超音波検査:膀胱や尿管、尿道の状態の精査
・レントゲン検査:結石の身体の中の位置の確認

※状態により検査の内容が変わる可能性があります。


・治療

 ストルバイト結石の場合は食事療法食が中心になります。溶かす療法食や予防用の療法食など種類がありますので、獣医師の説明をよく確認し与える様にしましょう。また療法食以外の下部尿路ケアなど書かれたものは治療用のフードとは異なりますので、注意が必要になります。

 シュウ酸カルシウムの場合は外科的摘出が必要になります。


予防法

・お水をたくさん飲んでもらう
・結石用の療法食を食べる
・にぼしなどカルシウムやミネラルが多いものは控える

 結石は尿が膀胱に貯留する時間が長いことが原因で形成されやすいため、種類に関わらずたくさんお水を飲んでもらい、排尿してもらうことで膀胱の洗浄効果も期待できます。※リンク 療法食は非常に有効なため、予防のためにも療法食を用いることをお勧めさせて頂きます。にぼしなど結石の原因となるミネラルの多いおやつも健康のために控えましょう。