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便秘

・便秘とは
便秘とは、いきんでも便が出ないまたは出にくいといった症状を伴う、排便が困難な状態を差します。

便秘になると便が長く腸にとどまるので、便の水分が体に吸収されてより硬くなってしまいます。硬い便は腸を通過しにくく、また肛門からの排便を難しくするので、悪循環を引き起こしてしまいます。

便秘には病的な原因から、生活環境や食事内容によって生じるものまであります。
病的な原因としては、腸の全動運動機能の低下、腸の内部に便が通りにくくなるような構造の変化や異物がある、脱水、などがあります。
他には、トイレやトイレ周辺に対する不快感や、排便時の不快感を感じることによって排便そのものを我慢することでも便秘になることがあります。また、食事の内容によっては水分や繊維分が足りなかったり、腸内細菌の状態によって便秘になることがあります。

※【便秘に関わる疾患例

・病院に行った方が良い便秘
病院に行った方が良いかどうかはポイントは大きくは3つになります。
排便時の痛みや苦しみ
排便されていない期間
体調不良がともなっているか
便秘になると、便が硬くなり、排便時に痛みを伴います。便秘の傾向が見られていて、猫ちゃんがトイレでいつもよりも不安そうに鳴いたり、いきみが長く、苦しそうであるならば受診をお勧めいたします。

また、普段と変わらない量を食べているにもかかわらず、いつもより便が極端に少なかったり、目安3日ほど便が出ていない様子があるならば、動物病院で診察を受ける様にしてください。

便秘を起こしていると、いきみ過ぎで吐いてしまったり、腸の動きが低下していることによる食欲の低下や嘔吐が見られます。

また、便が十分に出ない状態が長期間つづくと、結腸が便で詰まってしまい、結腸が伸びてしまう巨大結腸症になってしまうことがあります。また、いきみすぎによって会陰ヘルニアといった状態になることもあります(猫では稀)。巨大結腸症や会陰ヘルニアになってしまうとその後の排便も困難となってしまうので、定期的に用手排便処置が必要になったり、もしくは手術をしないといけなくなってしまいます。

・家でできる便秘改善
上記に当てはまれないような受診の必要のない便秘の場合は、一度家で以下のことを試してみて下さい。

最も手軽にできるのは水分の補給です。体に十分な水分があると腸の蠕動運動がよくなります。また、体に十分な水分がある状態になると、直腸からの便からの水分の過剰な吸収を防ぐことができ、便の柔らかさを保つことができます。
猫ちゃんに水をよくませる方法に関しては【こちら】を参考にしてください。

ご飯の変更が可能の場合はご飯を変更も有効になります。特に、食物繊維が多く含まれたご飯が便秘に効果があります。繊維は可溶性繊維と不溶性繊維の2種類がありますが、結果的には便秘には両方有効です。可溶性繊維は主に腸内細菌のバランスを整える、不溶性繊維は便の量を増やす効果があります。ただし、猫の場合は不溶性繊維は便秘を助長する可能性があるため、可溶性繊維が推奨されております。
また、食物繊維を含んでいない場合でも、ご飯の変更だけで便通は変化することがありますが、逆に出にくくなることもあります。便秘時のフードの変更は動物病院などに相談して、慎重におこないましょう。

腸の運動を良くするためには、適度な運動も有効です。運動不足気味の場合は適度に遊び、運動不足解消と一緒にストレス発散もしてあげましょう。


トイレやトイレ周辺に対する不快感でトイレを我慢することでも便秘を生じることがあります。詳細に関しては【こちら】を参照ください。


・まとめ

便秘は家庭内の工夫によって改善できるものから疾患によって生じる便秘まであります。便秘が続く場合は思わぬ疾患が隠れていることもあります。家庭内の改善を試みても改善が見られない場合は動物病院を受診して相談してみましょう。

執筆 宮城太輔
共著 浅見優樹