糖尿病

・糖尿病とは?


糖尿病とは、インスリンというホルモンがうまく働かなくなることで血糖値が異常に高くなってしまう病気です。血糖値が異常に高くなると、血液中の糖分おしっこに漏れ出てしまいます。このようになると、尿糖が出ているという状態になります。


血糖値が異常に高くなるのは、血液中の糖分を組織の中に運び込むことが出来なくなっていしまいます。実は、血液と細胞の間には膜があって、直接繋がっておりません。この膜を挟んで血液から細胞の中に糖分を運ぶ働きをするのがインスリンというホルモンです。糖尿病になっていると、インスリンの分泌量が減っていたり、インスリンがうまく働きません。インスリンの注射によって、足りない分のインスリンを補給するのが、治療になります。


尿糖が出ている状態は、脱水しやすくなります。お水は好きなだけ飲めるようにしておきましょう。


・糖尿病の特徴


糖尿病になると、ご飯はよく食べるのに痩せていきます。また、オシッコをよくするようになるので、お水をよく飲む姿がみられるようになります。体が痩せてきたのに、元気があってお水をよく飲む場合、一度動物病院にいきましょう。


・検査内容


糖尿病かどうかの検査は、血液検査、尿検査になります。超音波検査を行うこともあります。


・治療内容


糖尿病の治療はインスリンの注射による補給と食事療法です。糖尿病は完治することが滅多にありません。自宅で注射を打つことになるので、獣医師とよく相談し、指示に従って投薬をしてください。


・糖尿病でどうして痩せるの?


糖尿病は、血液の中にたくさん糖分(活動のエネルギー源)があるのに、エネルギーを必要としている細胞の内側に糖分が届いておりません。体の内側ではエネルギー不足になります。その結果、体は糖分以外のエネルギー源を利用し始めます。その原料になるのが、主に自分の筋肉のタンパク質です。筋肉が減少すると、見るからに痩せていきます。背骨がゴツゴツしてきたり、顔がげっそりしてきます。エネルギーが足りない状態が続くと、体が酸性に傾くアシドーシスという状態になります。この状態はかなり危険で亡くなることも十分にある状態です。十分にご飯を食べているのに痩せてきたと思ったら、すぐに動物病院に行ってください。


・糖尿病のコントロールとおしっこの関係


糖尿病のコントロールにおしっこの量のモニタリングはとても大事です。おしっこの量が増えるということは、尿糖が出ていることになります。尿糖が出ている状態は、インスリンの効果があまり出ていないということになります。糖尿病の治療中に、ねこのおしっこの量が増えてきたら、インスリンが効きにくくなっている可能性があります。その場合は、一度動物病院に相談してみてください。



糖尿病がどのような病気であり、糖尿病とおしっこの関係がご理解いただけたでしょうか。上記を読んでいて気になることがございましたら、獣医師に一度相談してみてください。